昨日の記事の補足です。私にとっては長文でしたが、文章力が無いので、伝えたいことが欠けています。癌の症状、治療は個人差が有り、体験談が全てが他の方の病気に当てはまるとは限らないのですが、自分が感じた事を書きます。
🔴抗がん剤が体内に入ると、それまでの体調がガラリと変わります。飲み薬での、抗がん剤治療もあるのですが、私は液体の抗がん剤を点滴で時間を掛けて入れていました。副作用を抑える薬(吐き気どめステロイド)も同時に入れます。抗がん剤を体内に入れた時点で、体調が悪くなりますが、何日か経つと体調が急に良くなる時がきます。自分では「あー薬が抜けた」との感じです。それまでは内臓は24時間、フル回転で頑張ります。胃は、集中して攻撃してくる薬に耐えるのか、痛みが起きる時もありました。食欲不振は当然に起きます。お腹に大量のガスが湧き、お腹が張る。便秘か下痢になる。身体は浮腫む。便秘は薬を飲んでも改善しない重症なものです。腎臓、肝臓がフル稼働しているのか、抗がん剤投与後は、頻尿となり、夜中も2時間起きにトイレに行くので睡眠不足となります。怠さと睡眠不足が重なり、日中の眠気、怠さは強く襲ってきます。それでも寝込んではいけないのです。動かないと、筋力低下で、さらに怠さが増すのです。怠いのに動くは辛いですが、抗がん剤投与半年くらいから、薬に身体が慣れるのか、体力がついたのか、治療直後の副作用よりは、少しずつ軽くなっていきました。胃痛や便秘、他の副作用に対応する薬は、最初の抗がん剤開始の前に、全て処方され持っているので安心です。がんセンターでは、患者が体調不良で、不安になった時に対応してくれる、電話番号があるのです。緊急事には、主治医が対応してくれます。あんなに忙しい診察中で先生が出てくれるので、恐縮しますが安心です。
🔴筋力低下を防ぐために、横になる時間を増やさないよう頑張るのですが、本当に辛い時は、重篤な副作用を想像しなくてはいけない。私は白血球(好中球)の低下を2回経験しました。微熱が出ての怠さでした。次回の診察の予約をキャンセルしようと思って、病院に電話したのですが、「白血球の低下が疑われるので、予約した日に、必ず来て下さい」とのことで受診したところ、白血球の数値が1000を切っていました。白血球=免疫力なので、この状態で無理すると、他の病気に感染します。筋力低下の怠さか、病気での怠さなのかの見極めが難しい。治療は白血球を上げる注射を1本打っただけで、すぐに改善しました。びっくりしました。
●好中球とは、白血球の一種で、体内に侵入した細菌や真菌などの病原体を攻撃・排除する重要な免疫細胞です。特に、急性の細菌感染症や特定の真菌感染症に対する防御において中心的な役割を果たします。
●一般的には、好中球数(/μL)で1,584~6,336、または好中球の割合(%)で40~75%程度が基準値とされています。●
🔴経験したことでアドバイスできること
1、癌治療の前、普段からも口の中の状態を良くしておく。私は抗がん剤治療と、歯の治療を並行していたので大変でした。白血球が低い時の治療は、痛みが強く出ます。常に口内を清潔に保つ努力をしていたので、副作用である口内炎は一回だけですみました。
2、手足の指先の皮膚が薄くなるので、とにかく皮膚を守る。作業の時には手袋。作業後は保湿クリーム。冬は指先を冷やさない(痺れ防止)
3、食事指導を受けた方が良い。特に消化器系の癌は必要だと思います。私は一番最初のクリニックでも、次の大学病院でも指導を受け、今のがんセンターでは2回受けました。胃は一つ。替えが無い。胃が動かなくなったら、私の命も終わる。1日でも長く動いて欲しいので、大切に使っています。胃に負担をかけない食べ方を心がけています。炭酸、カフェイン、冷たい物、熱い物、刺激物、辛い物は食べない。食事はよく噛んで、時間をかける。
4、よく寝る。よく食べる。楽しい事をする。嫌なことはしない。自分の時間を大切にする。穏やかな気持ちで暮らせる努力を行う。自分ファーストの生活がベスト。
5、あと一つ。よく、治療には家族の支えが重要だと言われていますが、患者は自分ができることは、自分でやった方が良いと思います。受診の時に思うのですが、患者さんの数も多いが、付き添いの人の数がとても多く感じます。一人の患者さんに家族2〜3人の場合もあります。患者さんは殿様のように何もしない。付き添いの人が、全ての事を替わりにやっています。病院でそうだったら家でも、上げ膳据え膳の生活されているのかなと想像します。特別な場合を除いて患者は、なるべく動いた方が、体力がつくのでは無いかと思います。YouTubeの先生が言ってました。「お父さんは病気なんだから寝てなさい。何もしなくてよいから。」は悪魔の囁きだそうです。癌患者が寝てばかりいると、フレイルとなり治療が難しくなるそうです。
●フレイルとは、加齢に伴い心身の活力が低下し、健康と要介護の中間の状態を指す言葉です。
高齢の患者さん、高齢の奥様が付き添いの場合は、別の意味で心が痛みます。また長文になりました。また書きます。
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