goo blog サービス終了のお知らせ 

サフランの英語雑記帳

映画や本で出会った心に残るせりふ、旅先やおつきあいから拾った面白い言い回しなどを書き留めました。

ペンギンが空を飛んだ!

2014年04月01日 | 海外から

お時間のある方、英語を楽しみながらリスニングしてみたい方はこちらをどうぞ!
https://www.youtube.com/watch?v=lzhDsojoqk8

イギリスのBBCが2008年にApril Fools'Dayのために作った番組のmaking videoです。できた作品も楽しいのですがその番組作りに携わっているスタッフの情熱がさすがユーモアの国イギリスかなと思いました。

A behind the scenes look at how the BBC created the BBC iPlayer trail for April Fools' Day, featuring a colony of flying penguins.
Watch the April Fool video: http://www.youtube.com/watch?v=9dfWzp...


フロマージュはいかが?  冬のチーズ ③

2014年02月20日 | 海外から
羊や山羊たち
チーズの原料となるミルクといえば牛乳を連想されることと思いますが、実は牛より山羊や羊の方が歴史が古いのです。上の写真はクリスマス時、教会の祭壇に並べられていたジオラマのようなものですが、このようにキリストが生まれる前からも人間と共にまたは人間のために飼われていた羊や山羊たちでした。

映画
さて前回の続きです。ヒントはイギリス、クリスマス、ポートワインといえば必ず連想されるチーズはstiltonなのですが、それを思い起こさせる映画は私にとってはピーター・ラビットの生みの親”Miss Potter”でした。とても良い映画でした。クリスマスシーン、Miss Potterの母親がメイドに
“And after dinner, he’ll take port. Come and give me a little signal after he’d had four glasses.” と指示している場面がありました。お客様が飲み過ぎて酔いすぎないように気遣ってのことでしょう。パーティではポターの母親が采配を振るいます。きっとポルトのそばにはstiltonがあったことと思います。現在でもこのチーズは特別な存在なのかイギリス人の友人に聞いてみたところそうだということ。
“I think Stilton and Port is still a Christmas treat for some people (the ones who live in nice houses).” この写真を見せただけでもPort wineを手に入れねばと一言。またクリスマスあとのBoxing dayにはギフト用のStilton とPortはセールになるよとのこと。

冬のチーズ料理 タルティフレット

チーズはそのまま食べてもおいしいですが料理にも幅広く使えます。サヴォア地方にあるルブロションというチーズを使ったグラタンのような料理があります。寒い冬にはぴったりの一品で白ワインによく合います。有名な郷土料理です。

こちらは私が時折企画している料理の会で先月作ったタルティフレットです。このルブロション・ド・サヴォアや他のシャンパンに合うチーズなども合わせてチーズテイスティングも行いました。コクと風味があり大評判でした。来月3/9はルーツがパキスタンのアメリカ人青年にキーマカレーやチャイなど習います。ご興味のある方はお声をかけてください。

さて最後の写真はこちらです。
 
左はクリスマスシーズンの時にコンコルド広場がお祭りのようになったのですがその時作られていた大なべのタルティフレットです。そして右側はブルターニュ料理の店に行ったときのものです。やはりガレット!ピザのように色々な種類があったのですがルブロッション・ド・サヴォア入りのものがありましたので頼んでみました。とてもよい組み合わせでした。
大好きなチーズ、ついつい話に夢中になってしまいますがこの辺で今日のところは終わりにいたします。何にもまして尊敬するのはこだわりを持って作り続ける農家の人やチーズ職人の人たちです。少しづつ学び続けてチーズやワインを生活の折々に取り入れていきたいと思います。





フロマージュはいかが?  冬のチーズ ②

2014年02月19日 | 海外から


クリスマスシーズンのパリ


フランスではクリスマスの時期になると皆とにかくたくさんチーズを買うという話を聞いていましたが本当でした。人がチーズ専門店の外まで並ぶのです。グルメの男性が多いせいでしょうか?
 私の前に並んでいるお客さんはほとんど男性でした。人が何を買うのか見たり聞いたりするのも楽しいものです。フランス語はだめですが日本で一応チーズの勉強を学校でしましたのでチーズの名前だけは聞き取ることが出来ました。日本ではフランス産のチーズの名前はカタカナ表記になっていますので実際のフランス語の発音と著しく異なります。例えば白カビの代表"ブリー" は"Brie"もしくは"Brie de Meaux"ですのでrの音が絡みますので英語でいうときもフランス語でいうときも気をつけなければなりません。パリにある間に現地の人にチーズの発音をしっかり教えてもらい全てICレコーダーに記録しました。一番のお土産になったようなきがいたします。

スティルトンとポート

クリスマスや新年のお祝いには華やかな白カビチーズが似合います。そしてブルーチーズも。フランスにはロックフォールを始め色々なブルーチーズがあるのですが、イギリスのstiltonはこの時期パリでも人気があるようです。さすがエリザベス女王もお好きなチーズ。そしてこのブルーに合うのがポートワインです。この二つを楽しむのがイギリス紳士の特権と言われていた時代もありました。スティルトンの円筒状の上部をくりぬいてポルトを注ぎ、ワインが染みたところを頂く方法があります。パリのチーズ屋さんでもまさにホリデイシーズン、この方法でお店の中央に皆がハッと気づくところに置かれていました。以前からこのいただき方には憧れていましたのでもちろん私も買いました。感想を一言でいうと別々の方がおいしい。これは私の好みですが、stiltonはチーズとして頂き、そのあと、ポートを飲み、それを冬の暖かいお部屋で食後、楽しんでいるとこの上なく幸せになれます。
次回はこのポートとクリスマスに関連した映画をご紹介します。ETMの方でしたらお分かりになるかも・・・






フロマージュはいかが?~フランスのチーズ~ ①

2014年02月17日 | 海外から
まず上の写真の説明からいたしましょう。
チーズもデイツもマルシェで手に入れました。パリに着いて3日目、12/21の土曜日にエドガー・キネのマルに行きました。青空市は何時も開かれているわけではないので調べてから行かねばなりません。右側の三角の台形のようなものはシェーブル(やぎ)のチーズです。あちらではとても人気があります。回りが灰で覆われていて黒っぽいのですが切ると中は真っ白です。やや酸味のあるチーズです。手作りの物なので大きさも普通のものより一回り大きく水分まだ多くフレッシュでほろほろしていました。酸味のあるものは反対に甘みのあるものとも相性がいいです。半ドライのデイツが手に入りましたので一緒に合わせて朝用のシンプルなチーズプラトーにしてみました。ついでに別の日に作ったチーズプラトーをご紹介します。
  
 
左から~ コンテとグリーンの葉物、隣はそれにスティックタイプのハードブレッドとイチジクのコンポートを合わせて。コーヒー、ワインどちらでもよく合います。そして次は真中は青かびのスティルトン、白カビの代表、ブリ・ド・モーとフルーツ。そして、右端は花のようなテット・ド・モアンヌ。ホテルのすぐ近くがチーズの専門店なので作ってもらいました。チーズは切りたて、削りたてが香りが立ちます。昼前から出かけてしまいますので朝はゆっくりホテルの部屋で朝食を頂きました。自分でと言っても朝ジョッギングの帰りにクロワッサンやバケットを買い、チーズやさんにも寄って部屋に戻り、コーヒーを沸かし、小型ナイフでフルーツやチーズなどをささっと切って出すだけの簡単なものです。パリスタイルのパンとカフェオレの毎日ではちょっと栄養的に心配です。チーズはなんといってもおいしくて栄養的に優れた食品です。タンパク質、カルシウム、ミネラルたっぷりの発酵食品です。一つだけ不足しているのがビタミンCなのです。果物や野菜と共にいただくと最強の組み合わせになります。

Un Village Un Fromage 
アン・ヴィラージュ・アン・フロマージュ, 一つの村に一つのチーズという言葉があるほどフランスには数百と言われるチーズがあります。2012年の4月から5月にかけてフランスのチーズに関して触れていますのでご興味のある方はどうぞご覧下さい。とくに北フランスのチーズについてぺらぺらしゃべっています。
それではエドガーキネのマルシェの写真を数枚ご紹介します。
   
左から
*生のブーケガルニ(タイム、ベイリーフ、パセリーなど)
 こんなに種類が多いジャガイモ!
 FROMAGER チーズ屋さんの前で嬉しそうな人がいました。
 さすがクリスマス前の週末、色々な種類の野鳥や鶏が・・高級ブレス鶏 もいるではありませんか!
 





シャンパーニュへ

2014年02月15日 | 海外から
新年の3日にフランス東部にあるシャンパーニュに行って来ました。もちろんシャンパンがどのように作られているのかを見るためとテイスティングのためです。まずシャンペンの定義ですが「フランスのシャンパーニュ地方で、伝統的な造り方をした発泡性のワイン」だけをシャンパーニュと呼びます。パリからランスまでは145kmでした。

偶然から
ワインはミサの時必要な飲み物ですが、ある時美味しくなかったので3つのブドウを作り偶然泡入りのワインが出来たというのがシャンパンの由来ということでした。
3種類のブドウ
pinot Meunier
shardonnay
pinot noir
これらの3つのブドウのバランスが全てということで、皮により白・ロゼ・赤のどれにでもなるそうです。通常はボトルの中で2度発酵させます。


2つのカーブへ
セラーは地下にずっと続いています。外が40度でも中は11度。1番目に行ったカーブ(Georges Cartier)は1,5km, 2番目はMummは25kmも続いていて2500万本のシャンパンが静かに眠っていました。
17世紀にドンペリニョンがシャンパンづくりを始めたということなのですが、この時代平均寿命が40歳というときに彼は77歳まで生きたそうです。(ルイ14世と同じ)
どんな時に飲むの?
ガイドさんから聞きました。なんといってもクリスマスとお正月。New Year's Eveの折はパリのリカーショップにはとても華やかに売られていました。それからバースデーや18歳でバカロレアを取得したとき、昇進、退職の時、面白かったのは赤ちゃんが生まれたとき、唇に少しだけつけてあげるとか・・フランスっぽいですね!


こちらはテイスティング風景です。
会社によってまたはボトルの種類によって微妙に酸味や発泡の度合いが違う感じがしました。でもウキウキ楽しい気持ちになりました。残念ながら重いので何本も持ち帰るというわけにはいきませんでした。でもたまたま都内の私の好きな2つのレストランの目立つところにMummのボトルがおいてあるのにこちらに帰ってから気が付きました。不思議なもので現地まで行くとより親近感がわくのでしょうか、ラベルですぐわかりました。でも値段は現地の2,3倍といったところでした。