27000冊ガーデン(大崎梢/双葉社)
舞台は高校図書館。主人公は学校司書の女性。推理の相棒は出入りの本屋の男性店員。生徒が巻き込まれた事件の謎を解いていく。5編が収録された短編連作。
どちらかといえば軽めの、読みやすい作品。
感想を少し。
たくさんの本が登場する。高校生向けの読書案内のようだ。たいていは書名を知っているが、読んでいない本も多い。(あえて読んでいないものも。)
本書の魅力は、謎解きの妙というよりは、本当に本が好きな人が、本が好きな人に向けて書いている、という感じが伝わってくるところ。
なお、27000冊というのは、高校図書館の平均蔵書数、とのこと。
ブログの引っ越しですが、「Ameba」と「はてな」にID登録はしました。データ移転が少し混んでいるようなので、もう少し先でどちらかを選ぼうと思っています。