肝炎Sabavian:風になる日記

《優 し く 吹 く 風 に な る》
やさしく吹く、そよ風のような人になるために・・

肝炎物語3

2010年01月13日 | 物語
三日目に医者へ行く。

風邪だと思うが念のため血液検査をしておきましょうと医師から告げられ、
こんなことで血液検査するなんて田舎の医者は大げさだとおかしく思ったものだ。
しかもすぐには結果がでないと言う。

‘まったく話にならないなぁ’心でつぶやく。

下町育ちの私には何もかもが理解できなかった。
後日、否応もなく理解することになろうとは思いもよらなかった。

検査結果が出る日にふたたび病院へ行く。

ドクターが言う。
「非A非Bですね」
「ヒエヒビ?ですか?」
「そうです。早速明日から点滴に通って下さい」
「明日・・・、わかりました」
ヒエヒビとはなんだろう。聞いたことがない病名だ。
でも点滴をすれば治るだろう。
そんな軽い気持ちで帰宅する。

帰宅して妻に話しをする。
「ヒエヒビって病気、聞いたことある?」
「ヒエヒビ? 聞いたことないけどぉ」
「ま、いっか。明日点滴に来てくれってさ」
「そう」

妻も点滴をすれば治るのだろうという顔でうなずく。

とりあえず会社に連絡をして、そんなわけで休みだと伝えた。

病名がついている病気なら治る。
そう思うだけで安心できる。人間とは不思議なものだ。

電車でゲームをする人

2010年01月13日 | Weblog

電車でゲームをする人を見るとなんか引いてしまう。
マンガを読んでいる人も同様だ。という人は是非考えてみて

もしかしたらその人はゲーム開発者かもしれない、
編集にたずさわっている人かもしれない。
ちょっとそう考えてみるだけで見る目って全然変わっちゃうでしょ
不思議だよね。

では本題へ。

要するに人がするあらゆることって、聞いてみないとわからないのさ。
見て決めるのは簡単だし楽だからそうなっても仕方ないけどね

ここで気をつけたいのは、いつも自分が見る側とは限らないってこと。

人と接するなら、まず自分のことを相手にわかりやすく
しておくスタンスをとることだね。
壁が一枚ないだけで、与える印象が全然違うのだから

何かする時、どうせ、とか、所詮、とかいう思いが浮かぶ
ことがあったら周りを見てみましょう。

実際人がいる、いないに関わらず、自分の姿を見てみましょう。
 こいつ、どうせとか所詮とか思いながら嫌々やるヤツなんだ、
と見られていることがわかるでしょ。

そこを逆手にとれば良いのです。表向きだけでも懸命に見せる。
内心嫌々でもかまわないの。
とりあえず懸命(八つ当たり的でもいいと思う:やってやらぁ!みたいな)
な姿を出してやってみて。

そうすると、いつしかアイツはいつも一生懸命だよね、
という声が聞こえてくるようになる。

人間そうなると今度はそれを裏切れなくなっちゃうものです。
板についちゃうわけ。

懸命を見せることで壁が一枚なくなって、
見る目が全然違うものになるわけさ。

見て決めるのが楽だからそれに流されやすい、っていうなら、それを
利用して自分の位置を高めておけば、これ以上の武器はないですもん。

ただ、上司の前でだけ、人の見ているときだけ、
だと部下は付いてこなくなります。

いつも同じスタンスでいることをお忘れなきよう。


白い息

2010年01月13日 | Weblog

寒い朝。吐くと白くなる息。

フワッと漂いすぐに消えてしまう、白い煙のような息。

儚い夢のように消えてしまう息。

その白い煙のようなかたまりを集めたら、何かの形になるのかもしれない。

笑った吐息を集めたら希望。

やるせないため息を集めたら沈んだ未来。

恋焦がれるため息なら恋する人の姿。

いろいろなものが見えてくる。

すぐに消えてしまう冬だけの幻影だ。


無いもの、有るもの

2010年01月13日 | Weblog
有るのに見えないもの。
無いのに見えるもの。

これを見て、人それぞれ思うことがあるよね。

私には、有るのに見えないものより、無いのに見えるものを大切にしたいという思いが強くある。

ただ、それも人それぞれでよい。

でもね、本当に大切なのは、有るものを有ると知ること、無いものを無いと受け入れることなんだよね。