スローライフ~子どもと楽しむスローな時間

4人の子ども達と楽しむ自然な暮らし。子供達は、自然の中で生きる力をつけています。
日々の暮らしの様子を夫婦で綴ります。

小学校でのお話し会

2010-11-14 23:36:00 | 子供達

11月最初のお話し会は、中学年対象でした。

今回は父も読んできました。

いつも競うように最初に駆け込んできて、最前列に座ってくれる3年生。                                                   楽しみにしてくれていて、とてもうれしいです。

みんな、手提げ袋を持っているので、何を持ってきたのか聞いたら、                                                           ペットボトルでした。「お話し会が終わったら体育館で投げて距離を                                                             競い合うんだ」と言っていました。なんの授業なんだ?

 

今回のプログラムは、

-「やさしいライオン」(大型絵本)作・絵:やなせたかし
-「ベエが戦争に行った日」(絵本)作:野々下留美、絵:川嶋文絵
-「オオカミがやってきた」(絵本)作:内田ちえ、絵:山口マオ
-「あしたは月よう日」(絵本)作・絵:長谷川集平

 

やさしいライオン」はご存知、「アンパンマン」の作者やなせたかしさんの作品。

ざわついていた子供達を集中させるのに、大型絵本は効果てきめん。
ほのぼのとしたお話が、後半では一転します・・・
子供達の気持ちが、ぐっ と集中したのが分かりました。

 


「ベエが戦争に行った日」は、ちょうど、国語の授業で「ちいちゃんのかげおくり」                                                        を勉強していたり、よいタイミングではないかと思い、前回の高学年に続いて                                                      中学年でも読んでみました。最後まで静かに集中して聞いてくれました。


 


オオカミがやってきた」は、ちょっと重いお話を2つ続けたので、                                                              雰囲気を変えるのに選びました。

村に住むひつじ達を狙ってオオカミがやってくるのですが・・・                                                                弱いはずのひつじ達が、知恵を使ってオオカミに対抗します。                                                                         つり上がった目に口からのぞくキラリと光る歯!これがひつじ?                                                                  という絵が続きます。

                                                                     はじめのページ、「やまのふもとに、ひつじのむらがありました」と読むと、                                                            みんなアハハハハ・・・・・笑います。 えっ! そこで笑うの?
ちょっと以外なリアクションでした。
 


あしたは月よう日」にでてくるおとうちゃんは、テレビ見ながらはなくそほじったり、                                              おならしたり・・・そのたびに子供達は大笑い。ほのぼのとした絵がなごませてくれます。


「あしたは月よう日」とタイトルを読んだら、「えー、水曜日だよ」と誰かが。                                                     いえいえ、明日は土曜日ですよ。

実は、この絵本、今から15年前に起こった阪神淡路大震災の直前の日曜日                                                            のおだやかな日常の風景を描いた作品。震災が起きる日の朝までおだやかな                                              普通の生活を送っていたたくさんの人々が被害にあいました。ありきたりの休日                                                     をすごせることが、どんなに大切で幸せなことなのか、考えさせられます。                                                       見た目によらず、なかなか深い作品です。

 

お話し会が終わると、何人かの子供達が寄ってきて、絵本を手にとってみたり、話しかけてきたり。

そして、またねー と言って帰っていきます。 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿