カメブログ

聖蹟桜ヶ丘に住むおじさん(通称カメちゃん)のブログ

「まだ」はもう「そこ」に来ていた ~最小予測の場合2005年から人口減少

2005年01月12日 | 身辺雑記
今年の新春の訓示の中に日本の人口が減少する話があり、印象に残りました。
一週間過ぎてもまだその話を覚えており、気になったので調べてみました。

こちらのAll aboutの記事が分かりやすいと思います。
『「低位推計」では2004年に1億2,748万人でピークに達し、2050年には9,203万人まで減少するとされているのです。仮に「低位推計」どおりだとすれば、もうすでに「人口減少」が始まっていることになります。』
高位推計では2009年、中位推計では2006年にピークに達し減少開始ですから、いずれにせよ間違いなく日本の人口はここ数年のうちに減少に移ることになります。

原典を調べたところ、こちらでした。日本の将来推計人口(平成14年1月推計)(国立社会保障・人口問題研究所)

「まだ」はもう「そこ」に来ていたのです。晩婚少子化の結果による人口減少は、長らく言われ続けていたことですが、いよいよ「そこ」に来たのだと思うと感慨深いです。

原典に人口を維持するレベルとして「合計特殊出生率が2.08前後の水準」の記載があります。0.08は子孫を残すことに寄与しないと解釈できるのでしょうか。それはわかりませんが、母数が1億のオーダーになると、この数値が0.1違うと全く人口の増減傾向が変わることは容易に想像できます。

ところが合計特殊出生率は1975年に2.00を下回ってから低下を続けて(千葉県柏市)おり、2003年の合計特殊出生率は1.29といいますから、お話にならないですね。

多数派が正しいとは限らない ~世間並みからの乖離は気にしない

2005年01月12日 | Netsurf
突然ですが問題です。
【問題】「げんぽう」(処分などのため給料を減額されること)を漢字で書いてください。
答えは末尾に。

どういうわけか今日は多数派が必ずしも正しくないと書かれている記事を偶然目にしました。昨日書いた検索時のヒット率によって正解かどうか判断する方法と反対の趣旨になってしまい、首尾一貫しませんが致し方ありません。オチをつける必要を感じ、書くことにしました。

もともとの言葉の意味に反して、逆の意味や誤用が一般的に広まることがあります。

その1:「役不足」【goo辞書から引用】
(1)俳優などが与えられた役に満足しないこと。
(2)能力に対して、役目が軽すぎること。

もともと(2)の意味だったのですが、今は逆の意味の(1)が一般的になっていると思います。

その2:「確信犯」【goo辞書から引用】
道徳的・宗教的・政治的な信念に基づき、自らの行為を正しいと信じてなされる犯罪。思想犯・政治犯・国事犯など。

法学では上記の定義なのですが、『悪い事と確信しつつ犯罪を犯す人』の意味で広く使われています。
法律関係者は確信犯の誤用が気になって仕方ないと思いますが「悪貨が良貨を駆逐」してしまうのを止めるのは難しそうです。

【答え】
さて、冒頭の質問の答えです。
○ 減俸 約 21,500
× 減棒 約 59,900 
数は google のヒット数です。なんと誤りの方が倍以上のヒット数になっています。(と書いてしまうとこの記事も誤りのページ数に計上されてしまいますが)
むむむ、検索結果を見てみると、減棒と書いているスポーツ新聞がありますねぇ。校正漏れでしょうか。それとも、もはや減棒の方が一般的になっているのでしょうか。俸給って死語に近いと思われますからね。

偉そうに書いていますが、私もダイハードの主演男優をブルース・ウイルスと言っていたかもしれません(お恥ずかしい。正解はウィリスでした)。

こちらからネタをいただきました)