カメブログ

聖蹟桜ヶ丘に住むおじさん(通称カメちゃん)のブログ

後ろ向きですみません ~地雷報告

2005年01月08日 | せいせきInfo
聖蹟桜ヶ丘の*で夕食をいただきましたが、某店の*は地雷でした。
犬の餌かと思いました。
最初から最後まで同じ、ぐちゃーとした食感、同じ味。
以前、*のこのお店のときも地雷と感じたのですが、連れにどうしてもここで、といわれたもので、つい。

おなかは空いているのに、1/4食べたところで「はぁ」とため息をついてしまいました。
と嫌味を書いたところで店名を明記することはできないので、なんの役にも立たない記事ですねぇ。
後ろ向きですみません。

添付画像は自宅の正月の飾りです。
両脇の門松は左が百円ショップ、右が97円のSEIYUの品。
今年は三宝を聖蹟桜ヶ丘のアートマンで購入しました。それにおなじみ「めで鯛」手拭です。
ちなみに「メデタイ」を田中真紀子風に発音すると、いとをかし、です。

鏡餅を載せた三宝の背景にあるのは自作のなんちゃって金屏風です。
お飾りの台紙に使われていた金色の厚紙を見てひらめきました。厚紙の裏に定規を使ってボールペンで強く線を引きます。するとボールペンの線に沿って折れやすくなるテクを使っています。

セコい私は、毎年正月用の生け花が半額になるのを狙っているのですが、今年は大晦日が大雪だったためか、午後2時くらいからもう生け花が半額になっていました。

違和感 ~整備新幹線着工と新幹線譲渡収入の用途問題

2005年01月08日 | 身辺雑記
ヒット株式教室・日経平均の見通し ~ 1/f ゆらぎの世界の1月5日(水)付けの記事に『偽札と国の甘い体質』と題する記事が掲載されました。

『来年度予算で評判が悪いのは「財政難で増税」する一方で、整備新幹線の新規着工に踏み切る点でしょう。増税しなければならない程、財政が悪化しているのが分かっていながら新幹線を延長し続けるというのは「道路公団改革」と同じレベルで小泉改革の実態を良く現しています。
 一般的に新幹線はJR東海など、JR各社が所有していると思われがちですが、実はJR各社が「60年ローン」で支払い中で、今年で15年目です。4分の3以上のローンがまだ残っています。当然この支払い分は膨大な旧国鉄債務の穴埋めに使われる筈ですが、ここが国民へのごまかしどころで、JR各社からの新幹線の返済予定金(新幹線譲渡収入)を「担保」に資金調達し建設することになっています。』

大量のニュースが日々報道されている中で、わずかな違和感を覚えたのが整備新幹線の着工のニュースでした。その違和感のありかが1/fゆらぎさんの記事ではっきりとわかってきました。

調べてみると次のような報道が過去にありました。

2004/11/27付け日経新聞 整備新幹線3区間、投資効果はクリア
『政府・与党は26日、整備新幹線ワーキンググループ(WG)を開き、来年度の新規着工を目指す新青森―新函館、富山―金沢、武雄温泉―諫早の3区間について(略)開業後50年間の経済波及効果が、3区間とも建設費と維持費を併せた総費用を上回るとの試算を提示。新規着工の前提となる基本条件のひとつが満たされたことを確認した。
WGではJR各社の同意が得られたことも確認。残る条件は財源の確保と沿線自治体の同意。地方自治体では佐賀県のみが反対している。』

これまで公共工事で作られた交通網の財政赤字の報道に何度も接しています。収支の全く見合わない高速道路建設、瀬戸内大橋、東京アクアライン、国鉄の破綻等々。
いずれも希望的観測に基づいた極めて甘い交通需要の見通し、経済情勢の見誤りが根本原因にあったわけで、上記報道を鵜呑みにするわけにいかないと思えます(といって、内容を仔細に検討するほどの見識は私にはありませんが)。

JR受益、新幹線建設に還元を(2004/11/21日経新聞)
『自民党の久間章生総務会長は20日、長崎市で講演し、整備新幹線の財源について「国や地方自治体が投資した新幹線で、JR東日本は220億円ももうかるのに還元しないのでは世間が許さない」と述べ、JRが建設費負担に応じない場合、新幹線整備法を改正し、受益の一部を将来の建設費に取り込む考えを明らかにした。』

久間総務会長の主張は正論に聞こえるが、JR東に対して整備新幹線に投資しろと強要するのは筋違いのように思える。なにより法改正を持ち出すところが有無を言わさない強権的な発想に基づいていて好ましくない。特に旧国鉄の財政破綻の経緯を考えると、政党がJRに圧力をかけるのは慎重であるべきでしょう。

社説2 整備新幹線、頭冷やし再考を(2004/12/10付日経新聞)
『しかし現在建設中の新幹線にも使っている譲渡収入は、そもそも国民全体のカネだ。旧国鉄時代と国鉄民営化後の債務処理などで巨額の資金を国の一般会計から支出しているからだ。原点に立ち返って考えるなら毎年700億円余りの譲渡収入は国債の減額に充てるのが筋だろう。
 譲渡収入とは別に見込む国費、約3400億円も貴重な公共事業費だ。鉄道に使うなら大都市部のほうが優先度は高い』

調べてみると読売新聞や引用した日経新聞は整備新幹線新規着工について慎重に、もしくは再考を求める記事を掲載していた。

門外漢があれこれ述べるのは見苦しいと承知しているが、日本の総人口が減少傾向に移ろうとしているときに、また巨額の財政赤字の解決策を見出せないときに整備新幹線の着工を行うのは如何にも理不尽に映る。

原理原則論からしても1/fゆらぎさん、日経新聞社説子の指摘されているように新幹線譲渡収入は国債の償却など財政再建に当てるべきなのではないだろうか。