カメブログ

聖蹟桜ヶ丘に住むおじさん(通称カメちゃん)のブログ

「耳をすませば」8月26日朝日新聞土曜版に掲載

2006年08月31日 | せいせきInfo
朝日新聞の土曜の別刷りに「耳をすませば」が取り上げられ、聖蹟桜ヶ丘がその舞台であると紹介されています。

近藤喜文監督「耳をすませば」〈ふたり〉へ月島雫と天沢聖司―東京・多摩

『(略)中学生のラブストーリーだからと、映画関係者の期待は薄かった」とプロデューサー鈴木敏夫さん(58)は明かす。夏休み公開が危ぶまれ、交渉を重ねて7月にした。ふたを開けると、95年の邦画収入1位になった。

 この映画が初にして最後の監督作品となった近藤喜文(1950~98)が四半世紀前、脚本と絵コンテを担当した宮崎駿(はやお)さん(65)に「少年と少女のさわやかな出会いの作品を作りたい」と語ったことがきっかけだった。約10年後、宮崎さんが「こういうの好きだろう」と原作を近藤に手渡し、映画作りが始まった。

 時代はバブル経済が崩壊し、リストラが進み、先を見通せなくなっていた。宮崎さんは雑誌の取材に「生きることに肯定的じゃないと大問題に立ち向かえない。簡単にニヒリズムの餌食になる」と語った。近藤は長男が1年前に高校受験をした経験から、受験生一人ひとりにドラマがあることに気づいていた。「世の中が悪いとか学校が悪いとか大人のせいにして反発するのではなく、自分の問題として考える子どもを描きたい」と考えていた。

 物語は、バイオリン職人になると決めた聖司に、どのように生きるのかについて悩む雫を対比させた。不治の病や親の反対によって燃え上がるのではなく、自らが障壁という恋愛ドラマだ。舞台は、宮崎さんや近藤がかつて働いたアニメプロダクションがある聖蹟桜ケ丘駅周辺。冒頭の丘は、宮崎さんが仕事を終え、夜が明けたなか車で帰る時に新宿副都心を見た所だ。実際の町並みを配してリアルさを出した。

 原作者の柊(ひいらぎ)あおいさん(43)は、人のつながりとしての異性関係を描く物語を目指した。だが、恋愛が中心ではなかったためか、月刊誌の連載は4回で打ち切りに。「未消化だったことが、映画で形になった」

(略)

 「耳をすませば」の主題歌「カントリー・ロード」は、鈴木敏夫さんの娘麻実子さんが訳詞した。当時19歳と年齢が月島雫に近いことから頼まれ、宮崎駿さんが補作した。歌詞は「ひとりぼっち/おそれずに/生きようと/夢見ていた」だが、麻実子さんの詞は「ひとりで生きると/何も持たずに/まちを飛びだした」だった。

 これを巡って、近藤喜文と宮崎さんが対立。近藤は麻実子さん訳を支持したが、宮崎さんの変更案が通った。

 映画の宣伝のため出演したラジオ番組で、近藤は麻実子さんの歌詞について触れ、「漫画家になろうと、家出するように東京に出てきた。本当に何も持っていなかった」と涙を流して語った。口数が少なく、いつも心の中を見せなかったが、鈴木さんは「内にある熱いものが噴き出した」とみる。
(略)
 激務が重なり、肺に穴が開いて縮む自然気胸などで入退院を繰り返した。「耳をすませば」を作っていたころ、「笑い話は勘弁して」と話した。笑うと、せきが止まらなくなるからだ。膨らんだ内なる世界を表現するために働くほど、体はむしばまれる。そんな近藤を支えたのは「絵にする市井の人たちだった」と、最初のプロダクション以来の友人で自宅近くに住むアニメ監督の有原誠治さん(58)は語る。

 97年12月16日、出勤前に突然、苦しみだして解離性大動脈瘤(りゅう)で入院。「もっと描きたい」と語っていたが、手術後は話ができなくなった。浩子さんが「楽しいこと考えようね」と語りかけると、うなずいていた。翌98年1月21日の早朝、死亡。47歳だった。
(略)
文・平出義明 写真・会田法行』

丁寧に取材した跡が見られて、心を打つルポルタージュになっていると思います。

主題歌の訳詩の隠されたエピソードを活字に残した功績は大といえるでしょう。
また、「耳をすませば」が1995年邦画興行収入が1位だったことを私は知りませんでした。この作品の枕詞として、使われて欲しいと願っています。

家庭ごみ有料化は再来年実施を表明

2006年08月31日 | せいせきInfo
東京新聞の8月31日付け記事から引用します。

家庭ごみ有料化 08年に 多摩市市長が実施“先送り”表明

 多摩市の渡辺幸子市長は三十日の会見で、有料指定袋による家庭ごみの収集について、当初の予定を約二年先送りし、二〇〇八年四月をめどに実施する意向を明らかにした。市は当初、今年七月の実施を目指し、昨年十二月の市議会に条例改正案を提出したが、意見が分かれ、廃案になっていた。

 渡辺市長は「市民からは『(有料化を)いつやるのか』という声もあり、時期を明示させていただいた。ルール変更には時間がかかる。引き続き市民の理解を求めていきたい」などと述べた。(略)』

記事にもありますが昨年廃案になっているから慎重にならざるを得ないでしょう。

さまざまな立場があると思いますが、多摩市からもさまざまな情報が提供されていますのでご参考に
多摩テレビで見たのか忘れましたが、ペットボトルのフタは燃やせないゴミなので、フタを取るために人を雇っているという話を聞いてから、フタを必ず外すように心がけています(って比重の差で分離できないのかなとも思いますが)(参考=資源の分け方・出し方)。

せいせき多摩川花火大会

2006年08月11日 | せいせきInfo
8月10日、第2回せいせき多摩川花火大会が行われました。

今回は紀伊半島に上陸すると思われた台風7号が急に角度を変えて、太平洋沿岸沿いに北上し、房総半島を掠めて9日の夕方、太平洋に抜けていきました。
台風が接近しためにまとまった雨が降り、9日朝は多摩川が増水していたので予定通り開催されるかやきもきしましたが、無事開催されました。

今回私は、開催1時間前の6時半には多摩川の河原に到着して、場所取りをして、最初から最後まで花火大会を堪能しました。

花火の物量を比べれば全国各地の花火大会に見劣りするのは当然ですが、極端に混むことがなく、余裕をもって見物できることを考えれば満足度は高いのではないかと思います。(もちろん異論はあるでしょう)

多摩川の対岸の府中側から観覧できれば、もっと会場が空いていて快適と思いますが、連れがいるとなかなか対岸まで行けません。来年の花火大会に聖蹟桜ヶ丘以外からいらっしゃる方は中河原駅から府中側の多摩川岸辺へ向かうことを検討されてはどうでしょうか(私的なエゴが入っているお勧めですけど)。

公式ホームページによると早朝6時半からボランティアを含めて100名以上の方々が清掃作業を実施されているとのこと。感謝。また、せいせきC館裏のコインパーキングを借り上げて、河原への最短の通路を確保したとのこと。適切な処置だと思います。お疲れ様でした。


アクアブルー多摩 流れるプールのみ臨時休業

2006年08月09日 | 聖蹟のご近所
プール600カ所閉鎖 夏休みの子どもら直撃 全国1900カ所で不備

『文部科学省の緊急調査で全国約1900カ所の公営と学校のプールなどの吸排水口の安全対策不備が確認され、各都道府県教委が把握しているだけでも、8日までに使用が中止されたプール(使用中止決定を含む)は、少なくとも35都道府県で約600カ所に上ることが分かった。
(略)
 東京都多摩市の「アクアブルー多摩」では、吸い込み防止金具が設置されていないことが判明。対策が講じられるまで使用中止を求める文科省通知が午前9時すぎに届いたため、午前10時の開業直前に「流れるプール」のみ臨時休業を決めた。今後、金具設置を検討する予定だが、開業時には200人以上の利用客が集まり、中には苦情を言う家族連れもいた。=2006/08/09付 西日本新聞朝刊=』

埼玉県ふじみ野市の市営プールで女児が死亡した事故を受けて全国で安全対策調査が行われています。

多摩市のホームページにはアクアブルー多摩の件は、まだ案内が出されていないようです。
【追記】
多摩市Webの更新情報には
『18年8月8日 多摩市温水プール(アクアブルー多摩)流波プール臨時休止のお知らせ』
と掲載されていますがリンクがなく記事が読めません。発表内容の差し替えを用意しているのかもしれませんね。
【追記2】
多摩市のページに案内がありましたので掲示しておきます。
プールの安全確保についてのお知らせ
『東京都を通じて文部科学省に確認したところ当館の構造及び監視体制においては営業可能との見解を受けましたので、現在、流波プールも通常通りご利用いただいています。』

極楽湯多摩センター店(仮称)は10月中旬オープン予定

2006年08月07日 | 聖蹟のご近所
発表は今年の5月にあったようですが知りませんでした。
天然温泉極楽湯多摩センター店(仮称)は10月中旬オープン予定だそうです。

ちなみに運営会社、(株)極楽湯(旧社名(株)自然堂)は2005年1月31日に「天然温泉極楽湯日野店(仮称)」を2006年1月ごろオープンと告知を出していました。(場所はこのあたり?)

しかし日野にそのような店舗がオープンしたとは聞いた覚えがありません。
調べてみると日野市の病院跡地の利用として極楽湯へ借地しようとしたものの深夜営業などを心配した近隣住民の反発があり(他にも理由はあるとのこと)、再検討を進めているらしいことがわかりました。
日野市のホームページによれば市立病院跡地活用の地域検討会を26回もの検討会を開いていますが、いまだに議論は収束していないようです。



ダイヤモンドシティ・ミューは今年11月オープン予定

2006年08月05日 | 聖蹟のご近所
聖蹟桜ヶ丘から離れていますが、日産村山工場跡にできる巨大ショッピングセンターのニュースリリースが出ていることに気づきました。場所は表現しにくいのですが、ダイクマ武蔵村山店の近くの広大な空き地です。
日産が村山工場を閉鎖したあと、宗教法人の真如苑が4分の3を取得しています。

「DIAMOND CITY mu:(ダイヤモンドシティ・ミュー)」正式名称決定のご案内

『延床面積約15万㎡、店舗面積約7.5万㎡、駐車台数約4,000台』

以前調べたショッピングセンターの店舗面積を引用します。
『ジャスコ昭島店 28,863m**2 H13.10.29
ザ・モール瑞穂 24,282m**2 H14.3.12
コストコホールセール多摩境倉庫店 10,076m**2 H14.6.11
カインズホーム町田多摩境店 10,084m**2, H14.12.11
カインズホーム青梅インター店 12,629m**2, H15.12.29
ケーヨーデイツー唐木田店 10,000m**2 H16.12.1
(仮称)多摩東寺方SC 6,851m**2 H17.4.2』

(仮称)グリーンウォーク多摩 32,407m**2 H19.3.21
(出典=大規模小売店舗立地法届出内容一覧(東京都・平成18年度))

グリーンウォーク多摩(場所は尾根幹沿いだと思います)も大きいですが、ダイヤモンドシティ・ミューはその倍以上です。

今年の春ごろ、夜だったのですが近くを通りかかったときに巨大な建築中の建物を見かけてびっくりしたのですが、それがダイヤモンドシティ・ミューでした。
今年の暮れには話題になるでしょうね。しかしあの付近の道路はキャパシティがそれほどあるとは思えませんから渋滞がいまから心配です。

多摩市内駅周辺が路上喫煙禁止区域に指定される

2006年08月05日 | せいせきInfo
聖蹟桜ヶ丘駅周辺で路上喫煙禁止のような文言が書かれた看板を見かけました。

調べてみると:
市内4駅周辺に「路上喫煙禁止区域」「喫煙スポット」を設置~分煙化とマナーアップで迷惑喫煙・ポイ捨て防止~

平成17年12月に「路上喫煙禁止区域」及び「喫煙スポット」の設置に関するアンケートを行い、喫煙マナーアップキャンペーン実行委員会で検討を行った結果、市内4駅周辺に「路上喫煙禁止区域」を設置し、また喫煙をする方のために灰皿を置いた「喫煙スポット」も設置しました。
 多摩センター駅周辺
 唐木田駅周辺
 聖蹟桜ヶ丘駅周辺
 永山駅周辺



という事情のようです。さらに検索してみると多摩市の広報誌に:
市内4駅周辺に路上喫煙禁止区域を設け、まず3月28日から多摩センター・唐木田各駅周辺で実施します。
と案内がすでにありました。

では条例が制定されたのかな、と思い、調べてみるとどうやらそうではなさそうです:
多摩市では「多摩市喫煙マナー向上に関する要綱(仮称)」を施行する予定です

残念ながら多摩市ホームページに設置されている検索エンジンではこの要綱を見つけることはできませんでした。
どうやら、路上喫煙を止めてくださいとマナーアップをお願いするだけのようです。
条例化すれば事態が改善するのかという問題もありますが、注意する側の立場を考えると気の毒に思います。注意して喫煙者から食って掛かられる場合もあると思いますので。