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壊れたニッポンを治す為の処方箋#2:SDGsの間違い(その9) ー (5)各再生可能エネルギーの特徴と問題点:②風力発電

2022年12月10日 14時07分40秒 | 社会全般
②風力発電:
風力発電も太陽光発電と似た所があり、メリットもあるが、デメリットも多い。そして考慮すべき重大な問題点も存在する。それでそれらを順番に整理していきたい。

メリット:
・"風力"自然エネルギーを元にしており、発電の際には二酸化炭素を排出しない。

デメリット:
・天候に左右されるため、安定した電力の供給ができない。
・強風や雷などの自然災害に弱く、日本の風土では損傷する事が多々ある。

問題点:
・風力発電の先進国であるヨーロッパでは、偏西風による安定した風力を得られることから風力発電の発電効率が高いが、日本では安定した風力を得られる所が少ないため、発電効率があまり良くない。
・山林や農地に設置するケースが多く、その際に二酸化炭素を吸収している森林を伐採し、自然を破壊している。
・風力発電は低周波を発生するために、人体に悪影響を及ぼす。ヨーロッパでは洋上発電が多く、居住地から遠いために低周波による弊害が少ないが、日本では遠浅の海域で風力が安定している地域が少ないために居住地域に近い場所での設置が多く、低周波の問題が存在する。
・安全保障の観点で、重要インフラは自給すべきであるが、現在国内で使用されている太陽光発電の殆どは、外国メーカー品である。
・最近発覚した問題として、海上に風力発電を設置するとレーダーに悪影響を及ぼし、防衛や気象の観測に問題が発生する。

対策:
・日本の国土では風力発電を設置できる地域は少なく、限定した地域のみで風力を活用した発電を実施する。
・安定供給としての電力源(ベース電源)としてはならない。

対策の詳細説明:
風力発電設置による環境破壊はソーラー発電よりは低く、可能であればこの発電をより推し進めたい所である。しかし残念ながら、日本の領土には風力発電の設置に適した所が少ない様である。設置の前提条件をおさらいすると…、
・安定した風力を得られる場所
・ある程度、大規模な施設となるため、まとまった広さがある土地または海上が必要
・山林での設置の場合、幅の広い道を設置できる場所(建設時のみならず、定期的なメンテナンス時に、大型重機やトラックが入れる必要があるため)
・低周波や騒音からの被害を避けるため、民家から十分離れた所に設置する必要がある
・洋上での発電を検討する際、レーダーへの影響を十二分に考慮した上で設置場所を剪定する

これらの設置条件を考慮すると、日本での風力発電の設置可能場所はかなり低いと思われる。特に最後の条件は国防上の問題でもあるため、これを害する設置は許されてはならない。
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