●童謡・唱歌
◆コメント
稔幸
戦前と戦後の唱歌を比べると、例えば「海」では、♪我は海の子白波の騒ぐ磯辺の松原に〜。と♪海は広いな大きいな月は昇るし日は沈む〜。。。他にもありますが、戦後の唱歌は驚く程平易になりました。戦後の曲が悪いという意味ではなく。これも当局の指導があったのか、漢字の数を制限するなどした日本人愚民化政策の一つなのかとかなり前に思ったことがあります。
世照
鎮守の森は殆ど無くなったから、村の鍛冶屋も見られないから・・・などの理由付けがされたとか。無くなって知らないから教えるのではないかと抗議したことがあります。
Fushimi
『われは海の子』
昭和43年教科書に掲載されます。
しかし、占領下でGHQにより、歌そのものが削除。
その後、歌は復活しますが、4節以降は、軍国主義的だとして日本人みずからの手で、削除されました。
その6番 7番の歌詞です。
六
浪にただよう氷山(ひょうざん)も
来(きた)らば来(きた)れ恐れんや。
海まき上(あ)ぐるたつまきも
起(おこ)らば起れ驚(おどろ)かじ。
七
いで大船(おおふね)に乗出して
我は拾わん海の富
いで軍艦(ぐんかん)に乗組みて
我は護(まも)らん海の国
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【ほたるの光】
三
筑紫のきわみ、みちのおく、
海山とおく、へだつとも、
その真心は、へだてなく、
ひとつに尽くせ、国のため。
四
千島のおくも、沖縄も、
八洲のうちの、守りなり。
至らんくにに、いさおしく。
つとめよ わがせ、つつがなく。
◆われはうみのこ 【われは海の子】
文部省唱歌。作詞作曲者とも不明。1910年(明治43)刊の「尋常小学読本唱歌」に発表。「われは海の子白浪の…」
◆「われは海の子」(われはうみのこ)http://p.tl/_eqX
文部省唱歌のひとつ。2007年(平成19年)に日本の歌百選に選出されている。
初出である1910年発行の文部省『尋常小学読本唱歌』におけるオリジナルの曲名は「われは海の子」(p.3:目次)、または「我は海の子」(p.64-67:本文 )となっている。作詞者・作曲者ともに不詳。ただし宮原晃一郎(本名、宮原知久)(1882年 - 1945年)の娘と芳賀矢一(1867年 - 1927年)の義理の娘は、それぞれ自分の父あるいは義父が作詞者だと信ずると述べた。また宮原の原作を芳賀が改作したとする説もある。
・歌詞
『尋常小学読本唱歌』所収の歌詞は以下のとおり。
一、
我は海の子白浪の
さわぐいそべの松原に
煙たなびくとまやこそ
我がなつかしき住家なれ。
二、
生まれてしほに浴して
浪を子守の歌と聞き
千里寄せくる海の氣を
吸ひてわらべとなりにけり。
三、
高く鼻つくいその香に
不斷の花のかをりあり。
なぎさの松に吹く風を
いみじき樂と我は聞く。
四、
丈餘のろかい操りて
行手定めぬ浪まくら
百尋千尋海の底
遊びなれたる庭廣し。
五、
幾年こゝにきたへたる
鐵より堅きかひなあり。
吹く鹽風にみたる
はだは赤銅さながらに。
六、
浪にたゞよふ氷山も
來らば來れ恐れんや。
海まき上ぐるたつまきも
起らば起れ驚かじ。
七、
いで大船を乘出して
我は拾はん海の富。
いで軍艦に乘組みて
我は護らん海の國。
『尋常小学読本唱歌』(1910年)より
◆
◆「蛍の光」(ほたるのひかり)http://p.tl/CsRu
日本の唱歌である。原曲はスコットランド民謡 「オールド・ラング・サイン」であり、作詞は稲垣千頴による。
・タイトル
作詞時の曲名は『螢』、後に『螢の光』となった。漢字制限(当用漢字、常用漢字)により、後の正書法では「蛍の光」となる。
・経緯
オールド・ラング・サインは、ヨーロッパ中に、さらには海を越えてアメリカ大陸へも普及していった。明治10年代初頭、日本で小学唱歌集を編纂するとき、稲垣千頴が作詞した今様形式の歌詞が採用され、「蛍の光」となった。
1881年(明治14年)に尋常小学校の唱歌として小学唱歌集初編(小學唱歌集初編)に載せられた。
・歌詞
・オリジナル[編集]以下の歌詞は、小学唱歌集初編(1881年(明治14年)11月24日付)に掲載された時のものである。
ほたるのひかり 蛍の光
1.ほたるのひかり、まどのゆき、
ふみよむつきひ、かさねつゝ、
いつしかとしも、すぎのとを、
あけてぞけさは、わかれゆく。 蛍の光、窓の雪、
書読む月日、重ねつゝ、
何時しか年も、すぎの戸を、
開けてぞ今朝は、別れ行く。
2.とまるもゆくも、かぎりとて、
かたみにおもふ、ちよろづの、
こゝろのはしを、ひとことに、
さきくとばかり、うとうなり。 止まるも行くも、限りとて、
互に思ふ、千萬の、
心の端を、一言に、
幸くと許り、歌うなり。
3.つくしのきわみ、みちのおく、
うみやまとほく、へだつとも、
そのまごころは、へだてなく、
ひとつにつくせ、くにのため。 筑紫の極み、陸の奥、
海山遠く、隔つとも、
その眞心は、隔て無く、
一つに尽くせ、國の為。
4.ちしまのおくも、おきなはも、
やしまのうちの、まもりなり。
いたらんくにに、いさをしく、
つとめよわがせ、つゝがなく。 千島の奥も、沖繩も、
八洲の内の、護りなり、
至らん國に、勲しく、
努めよ我が背、恙無く。
◆●赤とんぼ(童謡)http://p.tl/eKEQ
◆●「ずいずいずっころばし」 童謡と口承伝播 http://p.tl/DVXD
◆●皇紀0年●神武紀元●童謡(わざうた)(日本) http://p.tl/NT2l
◆●●●●●「文部省唱歌」●●●●● http://p.tl/YkbX
◆●蛍の光の歌詞 http://p.tl/o9RK