川の流れのように水の動きが無い（と思われる）海や湖で船が動くと波が出来ます。図をご覧ください。湖で船が動いています。当然波が出来ます。ところが隣の図のように流れる川に船が浮かんで川岸に綱でつないである時もやはり船が走っているかのように波が出来ます。このことから「波が出来る」ことを証拠に「船が走っている」とは決められないのです。ただ云えるのは「水と船がお互いに反対方向に動いている」と言うことです。同じ様に宇宙空間で発進するロケットの中で全ての物が同時に床に当たるからと言ってロケットが加速しているとはいえないのです。なぜなら地球などの重力場ですべての物が同時に落ちる現象が見られるからです。ただひとつ云えるのは「ロケットとその中の物はお互いに反対方向に加速度を以って運動する」と言うことです。こうして重力場の存在で一般相対性理論が建設できたのです。