北アルプスのふもとの朝日村にある「朝日美術館」を訪れようと、国道20号線を塩尻峠に向かって行ったところ、眼下の諏訪湖に雲海が!途中で車を停めて見てみました。
見事な雲海でしたので、国道から外れて塩嶺峠の展望台まで行ってみました。ここからは諏訪湖と八ヶ岳、遠く富士山や甲斐駒ヶ岳を展望できます。白く雲がたなびいているところが諏訪湖です。
八ヶ岳 富士山
富士山と甲斐駒ヶ岳
展望台
諏訪湖の雲海をここで見るのは初めてのこと…なかなかいい眺めでした。この展望台の反対側には北アルプスが望めるのですが、木々と電線が邪魔しています。
峠を下りて塩尻市に入り、19号を木曾に向かい、途中からアルプスグリーン道路で北へ、そして途中から西に向かって朝日村へ行きました。北アルプスと高原野菜の畑を見ながら行きました。途中の道の駅では平日の朝なのにすごい人!目当てのリンゴなどはあっという間に品薄になっていました。リンゴやお野菜を買い込みました。
「朝日美術館」に着きました。ここは村立の美術館と歴史民俗資料館を兼ねています。縄文遺跡だった所に建てられています。
企画展は「土たちの詩話」と題する「濱田卓二」さんの作品展でした。
縄文土器に畏敬の念を抱きつつ、この縄文遺跡のある朝日村の土を使って作ったという作品…どこかしら温かみのある素敵な作品の数々でした。光を取り込んだ展示室の中で作品も居心地良さそうでしたし、見学する者にとっても心地よい空間でした…
歴史民俗資料館では養蚕関係の道具の展示を興味深く見、押絵雛やお雛様にも注目して見てきました。
村内には縄文遺跡がいくつもあって、そこから出土した土器や土偶などが展示されていました。黒曜石の矢じりの展示もありました。縄文カードをいただきました。
見学を終えて帰り道、この辺りの特産品の長芋の収穫場所に出会って写真を撮らせていただきました。長芋は地中深く育つので収穫が大変です。今はそれを掘る機械があって、昔よりずいぶん楽になったそうです。
帰り道でも北アルプスを眺め、リンゴやブドウ畑の間を通って帰ってきました。
良い天気のこの日、雲海や北アルプスもきれいでしたし、目的の美術館の作品にもじっくり出会え、充実の一日でした。