ようやく寒さ厳しいこの地にも春の気配濃厚になってきました。今こちらは「梅」の花盛りです。実家の「梅」の木です。
昨日はお彼岸のお中日…実家の山仕事とお墓参りに行ってきました。いつもの山の様子です。
この日の山仕事はアカマツの落ち葉を掻き寄せる作業と、たくさん出てきている「ソヨゴ(青冬)」の剪定でした。「ソヨゴ」はモチノキ科の常緑広葉樹です。常緑広葉樹としてはかなり北方まで生育するため、サカキ(榊)の生育しない長野県などの寒冷な地域では榊の代用として使われるとウィキペディアにありました。
この山は「アカマツ」林ですが、この「ソヨゴ」の他に「ヒノキ」や「ネズミサシ」が生えています。これらは「アカマツ」と相性が良いそうで、あえて残して育てています。「ネズミサシ」は ヒノキ科 常緑樹、 葉は鋭いとげ状でこの葉を鼠の侵入防止に使ったそうです。
「ヒノキ」は「サワラ」と似ていますが、葉の裏を見るとヒノキはその白い線(白色気孔線)がY字で、サワラはX字だそうで、ヒノキの確認ができました。
昨年、この山の脇を流れる川沿いに一株だけ咲いていた「雪割草」を見つけたのですが、探したら今年も出ていました!蕾がついていてもうじき咲きそうでしたが、花を見られるか分からないので咲いている去年の写真ものせます。
山仕事の後でお墓詣りに行きました。実家のお墓は同姓の親族が集まった墓地になっていて、新たな墓石が建てられてきれいに整備されていますが、古い墓石もあります。今回その年号を見てみたら、何と江戸時代のものがいくつもありました。
お彼岸のお参りをし、刻まれた年号に遠い時代を思い馳せる一時でした。実家では梅の花盛りの風景といい香りを堪能しましたが、その他に「ヒヤシンス」や「水仙」、「椿」などが咲いていました。
最後に花盛りだった「梅」の花姿です。
山仕事とお墓参り、それに梅のお花見ができて充実の一日でした。山仕事はまだまだ続きます…