KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★インプットとアウトプット

2010年06月10日 | KAORUの好きなものギャラリー
今日は、午後から蒲田で経営のお勉強。

(ちなみにJR蒲田駅は「蒲田行進曲」が流れている)


右脳人間の私は数字にめっぽう弱い。

数学もからきしできなかった。
数字や計算式、パーセンテージなどが出た段階で
頭が真っ白になり、機能が停止する。


なるべく数字に触れないような
仕事をしていきたいものだが、
現実はそういうわけにはいかない。


苦手だからやりたくありません、と突っぱねたり
なんとか逃げ仰せても
結局誰かが負担しなくてはならない。

限られた人数の中で
効率よく仕事を回していくには
なんでもこなしていくしかない。


見るからに数字が苦手そうな私が、
原価計算やコスト計算など
計算機をはじいていたりすると
かなり不似合いらしく、
時々笑われる。

自分でも確かに
慣れない姿にぎこちなさを感じるし、
キャラに合わないから、できれば避けて通りたい。

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だけど、
できないよりも、できたほうが
ずっといい。

知らないよりも、知っているほうが
ずっといい。


だから、好奇心も手伝って
ひとまず何でもチャンスが巡ってきたら
チャレンジしてみたい。

そんなポリシーで
生きてきたような気がする。


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今日のセミナーの名前は
「事業化実践道場 第3回目」

テーマは「キャッシュフロー経営」

前回のテーマは
「マーケティング戦略の確立」だった。

次回は「生産管理」。

そして実際に
事業計画やら販売計画、資金計画書などを
組み立てるかなりオカタイ内容である。

都の企業サポート系列だから
本気のビジネス経営セミナーなのである。

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実家の歯ブラシメーカー、
ファインのメンバーと一緒に通い始めた
連続3ヶ月ほどの講座。


中小企業診断士の先生の話を聞きながら
実際に演習として課題が出て
自社の長所短所をしっかり分析し
販売の戦略作成を立てていったり
利益やら損益分岐点やらの公式を習って
実際の数字に計算していく練習をする。


宿題もちゃんと出る。

ゼッタイ無縁なことだと思っていた分野なのに。


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フラワーデザイン、シルバーアクセサリー、
スピリチュアルの仕事と合わせて
私の重要な柱のひとつである
超3次元の仕事がファインでのポジション。

花の仕事で知り合った人は、
スピリチュアルやファインの仕事は裏稼業。

スピリチュアルやセミナーの講演講師の姿しか
見ていない人にとっては
花もファインも裏稼業。

企画開発部の清水薫しか知らない人は、
ほかのすべての仕事は、
イメージすら浮かばないだろう。

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ファインではどんなことをしているんですか?
と聞かれることが多い。

意外にベールに包まれているのだ。

企画開発部の名前どおり、
実は主に新商品の立ち上げの仕事を
メインに行っている。


商品コンセプトから、テーマ、
トータル的なイメージのコーディネート、
カラーリング、キャッチフレーズなどを考えて
デザイナーや各製作工場とともに連携を取りながら
ひとつの商品を世に送り出す。

そこには当然個人名などは出ずにいわゆる
「インダストリアルデザイン」とカテゴライズされる
量産可能な工業製品となるから、
自分ひとりの作品とは比較にならないくらいの
ボリュームとなる。

商品コスト、利益率、納期、作業性、販売ルート・・・。


幾多の壁をクリアしながら
量販店やら、専門店からさまざまな業種相手に
欲しい!と思っていただける製品を作り出すのが
私のメインの仕事。

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製品作りを手がけている自覚もなく
社長である母のサポートに入ったのが10数年前。

言われるままに、頼まれたことを
地道にやっていた。

気がついたら、結構な年月が過ぎていた。


特に好きとか嫌いとか、
おもしろいとかつまんない、とか
そんな意識もなく、
ただそこに仕事があるから
ひたすらこなしていただけだったように思う。

イトーヨーカドーや西友やら、
トイザラスやらスヌーピータウンとか、
いろんなところで、手がけた製品が並んでいても
自分だけの作品、というわけではなく
たくさんの人々の手を介して送り出されたものだから
特別な思い入れとか、センチメントもなく
客観的に市場調査的な視点でチェックを入れるだけだった。

あ~、よかった。ちゃんと並んでる!
商品、動いてるかな?

この場所だと人目につきにくいんじゃない?とか
お~、すごくいい場所に置いてもらってる!

など、
ほぼマーケティングリサーチに近い状態である。

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ここ最近、
そんな私自身の気持ちに変化が訪れた。


にわかに「製品作り」というものが
おもしろい、と思い始めたのである。
いつの間にやら、そのノウハウを
知らず知らずの間に会得し始めていた。

大失敗やら、発注ミスやら、指示ミスやら
コミュニケーション不足やら、ロスやら
そんな数々の汗の出るようなコトを繰り返し

企画から具体的な形に作り上げるまで
一連の工程をシュミレーションしながら
組み立てることがなんとか可能になってきていた。


やはり「カエルの子はカエル」のようである。


父と母の血をしっかりすっかり受け継いでいることを
今更ながらに感じ始めている。

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セミナーで勉強していることも
今はホントに目を白黒させながら
ムズカイ言葉の羅列についていくのが
やっとだけれど、
これからの仕事に、きっと役に立つ日がくると思う。


インプットし続けると
やがてアウトプットするチャンスが
かならずやってくる。


アウトプットすると、
まだまだ足りない部分を発見して
さらにインプットしたくなる。

そして得たものをもっとONして
バージョンアップを重ねていく。


その繰り返しなのだと思う。


もうこれで学ぶことはなにもない、と思うことほど
危ういことはない。

人間は命を終える瞬間まで、
その一瞬を迎えるまでが
学びと成長のための時間なのだと
私は確信しているからだ。

私たちは、どこまでも伸びていくことができる。

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よく、
何のために生まれてきたのかわからない。という
問いかけをされることがある。
生まれてきた意味が知りたい、と。


そんな時、
私は誰に対しても、どんな人にも、
どこの国の人であろうと、何歳の人にも、
男性にも女性にも同じようにこう答えている。


「それは、
昨日できなかったことが、
今日できるようになるためよ。

今日できるようになったことを、
明日はもっとできるようになるためなの。

10年前にできなかったことが
今できるようになっていると思うの。
今できないことも、きっと
10年後にはできるようなっていると思う。

そして、できることをいっぱいいっぱい
増やしていくために生き続けていくの。

答えはシンプルなの。
みんなそれを目指しているの。」と。

もちろん出来るようになることの種類や
カテゴリーはひとそれぞれだけれど
根底は同じだと思う。


知らなかったことを、
知ることができた喜び。

理解できなかったことを、
わかるようになった喜び。

許せなかったことを、
受け入れることができるようになった喜び。

逃げていたことに
あえて向かっていけるようになった喜び。


さまざまな不可能を可能に変換できたとき、
私たちは生きる喜びを実感し
それをまた次なるチャレンジへの希望と勇気に
変容させることができるのではないか、と
思うのである。


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ちなみに、
今後力をいれて商品開発に取り組みたいのが
「ベビー部門」

ベビー歯ブラシやベビーオーラルケアグッズの
市場をもっと開拓していきたい。

まだまだこれから新しいアイデアのために
アンテナを張り続けて、
良質なよい商品を生み出していこう、と
考えているのである。

インプットとアウトプットの作業は、
まだまだこれから続いていく。





















コメント (2)
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