goo blog サービス終了のお知らせ 

KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

今日は高校最後の体育祭

2008年06月06日 | KAORUの好きなものギャラリー
東京は昨日まで、ずっと雨だったのに、
完璧なほど気持ちのよい梅雨晴れ。

すっかり油断してしまい、たっぷりと日焼けしてしまった。

ここ1ヶ月ほど、応援団の練習に明け暮れ
朝早くから学校に出かけ、今までに見たことがないぐらい
気合が入っていた。

「最後の体育祭だから見に行く~!」と言っていたのだが
いつもそっけなく却下されていた。
「もう高校生なんだから、見に来る親なんかいないよ。
来なくていいから!」と。
仕方ないのでひとまず諦め(るフリをし)ていた。

それなのに、今週に入って急に
「やっぱり応援団を見に来てほしい、高校生活最後だから!」
という。

もちろん、友人のお母さんから数日前に
一緒に行かない?とお誘いのメールが来た時には
「行く行く~!」と速攻で返信した。
こっそり見に行くつもりでスケジュールを調整していたから、
本人からの要請に“待ってました!”というカンジである。

願っていれば、あるいは自分の中で決めてしまえば
こんなふうに最終的にあちらの方から
やってきたりするものである。


何事もメゲずに、明るく考えておくと
結果的にすべてがうまく納まったりするのだ。

****************************


思い返してみると、
一番最初に保育園の運動会に見に行ったのが
15年前だった。

雨の日、体育館での開催だったが、
心細そうにずっとベソをかいていた。

よほど不安だったのか、指しゃぶりを通り越し、
2つの手のひらを口の中に突っ込んで
ずっとたたずんでいた。
小さな口の中に、そんなに手を突っ込んだら
むせちゃうんじゃないの?というほど
両手がすっぽりと入っていた。

徒競走も、先生にだっこされて
泣きながらのゴールだった。


そんな姿がまるでついこの間だったのに、
いつの間にかあれから15年の歳月が流れていたのだと、
学校に向かう道すがら、懐かしく思い出していた。

校庭に到着すると、
いつものアップルパイのメンバーが
「あ!こんにちは!」と元気よく挨拶してくれたり、
遠くから手を振ってくれる。
「オレ、活躍するからバッチリ見ててくださいね!」と
言われると、やっぱりウレシイ

****************************

大声を出して、声援を送る。

リレーで抜かされて、チームが敗退し
泣き崩れる子には男女問わず近寄っていて慰める。

騎馬戦で最後まで勝ち残ったら、
みんなで駆け寄ってハイタッチで祝福する。

今どきの東京の高校生の風体だけれど
すごくピュアで、
喜んだり、泣いたり、跳ねたり、飛び上がったり
全身を使って表現をしている姿が輝いていた。

そして帰ってきてから
「どうだった?オレの舞。みんなカッコよかったでしょ!」と
満足げな笑顔は、達成感に満ち溢れていた。



****************************

私もそんな時代があったこと、
すっかり忘れていた。

妙に大人になろうと必死になっていた。

いい人間に、崇高な自分に、
弱点を克服しなきゃ、と
知らずのうちに
自分を高めようとしながら
どこかでムリをしている気がする。

いつまでも甘えてちゃいけない。
大人にならなきゃ、と自分を戒めてみたり。

だけど…。


あんまり、そんなに急がなくっていいか。

あんまり、理想の自分に近づけようとして
心に嘘をついたり、ごまかしてみたり
別の言い訳を考えたりして、
なんとか事態をうまく運ばせようと努力しなくてもいいか。

あせるとロクなコトないし。
無理強いもかえって遠回りだし。

****************************

それにしても、
楽しい一日だった
(平日でホントによかった。土日はずっと
予定が入ってるもん。感謝です。)

15回目の体育祭はすっかり精悍な勇者のような
青年へと変容しつつある手ごたえを感じることができた。

そして元気いっぱいな子ども達の姿に
またまたパワーをもらって、すごく幸せ

きっとこれで、
6月のスクランブルもたくましく渡りきれそうである。














コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする