難しいことはわかりませんが。

実は、主夫からアルバイトに成長しました。

歳月 司馬遼太郎

2022年05月12日 07時26分14秒 | 
2021年からお世話になった司馬遼太郎の本を断捨離している。
139冊ある本を少しずつ読んで、面白くないものは捨てていく。
少し読んで最後まで読み切れそうにないものも捨てていく。

今回読んだのは「歳月」、これは残します。
12年ぶりの再読でしたが面白かったです。佐賀藩の江藤新平の話しですが、幕末ではなく明治に入ってからだから藩というより江藤個人の色が強いです。司馬さんも福沢諭吉や大隈重信ではなく江藤新平を選ぶなんて渋いですね、渋すぎてなんでかよくわかりませんが、江藤という人間、好感は持てないが小説にはもってこいの生き方をしています。
(司馬さんの書き方も好感を持ってるようにはみえなかったです)

それよりもこの作品って、江藤を引っ張り出して大久保利通の残忍さを知らしめた気がします。「翔ぶが如く」では書ききれなかった大久保の陰惨な部分を、ここで追記してるような、乃木希典の日露戦争での無能を「坂の上の雲」では書ききれなく「殉死」を発表したような、そんな感じです。(決してそれが理由で「殉死」を発表したわけではないでしょうが、私個人の捉え方です)
きっと江藤新平も喜んでいるでしょう

それにしても講談社は、700ページ以上もある本をなぜ1冊で販売してるのでしょう?普通なら2冊に分けそうなのに。おかげで本が捨てたくなるくらいボロボロです。



これまでに処分したのは
胡蝶の夢4、真説宮本武蔵1、大坂侍1、北斗の人1、十一番目の志士2、手掘り日本史1、司馬遼太郎の日本史探訪1、尻啖え孫市1、俄-浪華遊侠伝-1、妖怪1、ある運命について1、司馬遼太郎が考えたこと1、歴史と風土1、風の武士2、風神の門2、坂の上の雲8、風塵抄2、功名が辻4、夏草の賦2、義経2、新史太閤記2、箱根の坂3、司馬遼太郎の世界1、城をとる話1、草原の記1、上方武士道1、日本歴史を点検する1、歴史の交差路にて1、ひとびとのあし音2、空海の風景2、韃靼疾風録2、ペルシャの幻術師1、アメリカ素描1


所有81冊中、残す作品
果心居士の幻術1、梟の城1、最後の伊賀者1、一夜官女1、おれは権現1、軍師二人1、菜の花の沖6、項羽と劉邦3、国盗り物語4、翔ぶが如く10、覇王の家1、豊臣家の人々1、春灯雑記1、戦雲の夢1、播磨灘物語4、関ヶ原3、殉死1、余話として1、歴史を紀行する1、城塞3、馬上少年過ぐ1、酔って候1、世に棲む日日4、歳月1
コメント