難しいことはわかりませんが。

実は、主夫からアルバイトに成長しました。

最後の将軍 司馬遼太郎

2022年05月20日 21時00分49秒 | 
2021年からお世話になった司馬遼太郎の本を断捨離している。
139冊ある本を少しずつ読んで、面白くないものは捨てていく。
少し読んで最後まで読み切れそうにないものも捨てていく。

今回読んだのは「最後の将軍」、これは残します。
12年ぶりの再読でしたが面白かったです。

徳川慶喜の話しです。「青天を衝け」でも出てましたね、草彅剛くんが演じてました。最初観たときはなんてハマってるんだろうと感嘆しましたが、この本を読み返すに彼はおとなしすぎたなと、それくらいこの小説の慶喜は勢いがありました。慶喜が島津久光、伊達宗城、松平春嶽を連れて中川宮に正しに行くくだりは最高です。それにしても、出身の水戸にも嫌われ四面楚歌だったとは知りませんでした。これから彼を見る目も変わるでしょう。
しかし、幕末は読む本によってそれ以外の藩が嫌いになります。

著者もあとがきに書いてありますように、最初は別冊文芸春秋の1回読み切りで考えてたのが2回になり3回でようやく終わったと。それだけ書くことが多かったみたいです。ですので何か薄っぺらな感じもしなくはありません。
政治家は小説になりにくいと書いてあると多少の自己弁護をしつつ筆力の不足とまとめてます。この作品を最初から長編小説として取り組んでいたらどんな作品になっていたのか、気になるところです。


これまでに処分したのは
胡蝶の夢4、真説宮本武蔵1、大坂侍1、北斗の人1、十一番目の志士2、手掘り日本史1、司馬遼太郎の日本史探訪1、尻啖え孫市1、俄-浪華遊侠伝-1、妖怪1、ある運命について1、司馬遼太郎が考えたこと1、歴史と風土1、風の武士2、風神の門2、坂の上の雲8、風塵抄2、功名が辻4、夏草の賦2、義経2、新史太閤記2、箱根の坂3、司馬遼太郎の世界1、城をとる話1、草原の記1、上方武士道1、日本歴史を点検する1、歴史の交差路にて1、ひとびとのあし音2、空海の風景2、韃靼疾風録2、ペルシャの幻術師1、アメリカ素描1


所有81冊中、残す作品
果心居士の幻術1、梟の城1、最後の伊賀者1、一夜官女1、おれは権現1、軍師二人1、菜の花の沖6、項羽と劉邦3、国盗り物語4、翔ぶが如く10、覇王の家1、豊臣家の人々1、春灯雑記1、戦雲の夢1、播磨灘物語4、関ヶ原3、殉死1、余話として1、歴史を紀行する1、城塞3、馬上少年過ぐ1、酔って候1、世に棲む日日4、歳月1、最後の将軍1
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