雲霧もシーズン5ですね。
今回は面白かった。前回のシーズン4も確か面白かったけど、今回はパワーアップした感じ。
まずシーズン最初は個人技的な活躍が多かった。ここで駒を使い果たしたか次のシーズンでは組織犯罪に移行した。
いろいろ洗練されたどり着いたのが今作。
今回はもう雲霧仁左衛門(中井貴一)対火付盗賊改の安部式部(國村隼)は置いといてって感じでのびのびというか、ひろびろというか縛られずに自由な展開に持って行けてた。
まず、安部式部だけでなくもう一人藤巻(榎木孝明)も増やす大胆さ。この藤巻はあっさり捨ててちょっと狂気じみた山川(早乙女太一)を持ってくる。榎木孝明の使い方もったいなさすぎる。
この山川と安部を争わせる。安部は乗らない。そして雲霧仁左衛門に踊らされる。この辺の頭脳戦も面白かった。
大奥の隠し財産。それを持ち逃げしようと企む総取締役の滝山(ともさかりえ)、それを狙う若年寄の三好(筧利夫)。もちろん雲霧一党だって狙ってる。
この滝山と山川が兄弟だってところの意外性や、滝山と三好の丁々発止はこの作品の見せ場となった。
人に勧めるほどではないが、個人的に好きなタイプです。