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ふれるほどやさしくなる立谷沢川流域

山形県庄内町の観光スポットやイベント情報を紹介するサイトです。
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月山ジオパーク構想インバウンド受入 前篇

2016年03月08日 | ジオパーク

例年であれば、冬まつりが終わってようやく一息ついて、今年度の総括や来年度の段取りとかって時期ではあるのですが、今年度はまだまだバタバタしております

と、言うのも、「月山ジオパーク構想」のインバウンド受入を冬まつり直後の2月下旬から実施しているからなんです。

 

庄内町では主に以下のものをジオ関連コンテンツとして受入を行っております。

「雪」・・・北月山荘や森森を会場とした雪国体験「巨大すべり台、スノーモービル、雪上トレッキング」

「風」・・・出羽丘陵の隆起と最上川の浸食によりできた最上峡と「清川だし、風車群」

「ジオフード」・・・月山から流れる美味しい水で作られた「米、酒、しょうゆ、味噌、漬物等」

 

3月3日から庄内町主催分の受入も開始し、3日間ですでに100名近くの外国の方々に様々な体験をしていただいております。

 

↑ただの観光旅行ではないので、まずはジオ関連の説明をして、それから雪国体験をスタート

 

↑雪上トレッキングでは、参加者の皆さんはひたすら写真を撮り続けます

とにかく何かするたびに、みんな写真を撮りまくります(笑)

 

↑スノーモービルは大人気で、そりに乗るだけではなくみんな自分で運転したがります

普段なかなか体験する機会もないので、みんな本当に喜んでくれました

 

↑餅つき体験も意外と大人気です

餅を食べる習慣のある国の方以外も、つきたてのお餅をみんなおいしそうに食べてました

 

↑お子さんたちはかまくらでキメポーズ

 

みんな本当に笑顔で楽しそうにして過ごしてくれていたのが印象的でした

 

他にも紹介したい写真はいっぱいあるのですが、今日はこれから明日の雪国体験の整備に向かうので、続きは「後篇」で

 

【お問い合わせ】

庄内町商工観光立川地域観光振興係

電話0234-56-2213

 


月山ジオパーク構想 全体ワークショップが開催されました!!

2015年12月25日 | ジオパーク

12月21日(月)に「響ホール」で標記ワークショップが開催されました。

 

「月山ジオパーク構想」では来年度のジオパーク認定をめざし、様々な活動をしてきました。

これまで構成5市町村でそれぞれワークショップとフィールドワークを行い、それぞれの地域のジオ資源を確認してきました。

今回の全体ワークショップではそれらを踏まえ、自治体の垣根を取っ払ってエリア全体で考えるというものでした。

 

会場の響ホールには80人を超える多くの参加者が集まりました

 

かなり広い会場なのですが、窮屈に感じるほどでした

 

まずは、それぞれの自治体の担当者が、これまで行ってきたそれぞれの活動を報告しました。

 

その後、山形大学八木教授や日本ジオパーク委員会の中川委員のお話を聞き、ジオについてあらためてお勉強

 

昼食をはさんで午後からは、10班に分かれてのワークショップ。

班の構成も出身自治体をミックスすることにより、さまざまな意見が出るように工夫しました。

おかげで、議論は白熱。難しいテーマにもかかわらず、すごい熱気でした

 

この日、各班に与えられたテーマは本当に難しくて、たとえば私の班のテーマは「火山活動と山体崩壊」

↑このテーマで議論できます?(笑)

 

でも、これまでワークショップやフィールドワーク、ジオガイド養成講座などにも参加されてきた皆様は、こんな難しいテーマでもしっかりと議論できるんです

どうですか?興味出てきたでしょ?

 

↑その後、班ごとの結果を報告

それぞれの班でまとめたものをその場でパワーポイントに取り込んでの、ちょっとハイテクな発表でした

 

午前中から夕方までびっしりと頭を使い続けた一日でした。いや~、疲れましたね(笑)

 

参加された皆様、講師の皆様、大変お疲れ様でした

 

今年の活動はこれにて一区切りですが、年が明けてからも1月末のフォーラム、2月~3月のインバウンド受け入れ、3月の総会とまだまだ続きます

 

来年度の認定目指して、みんな頑張ってジオジオしよう~

 

 

【お問い合わせ】

月山ジオパーク推進協議会事務局 ☎0237-74-2112

庄内町商工観光課立川地域観光振興係 ☎0234-56-2213

 


月山ジオパーク構想全体ワークショップのご案内

2015年12月03日 | ジオパーク

これまで、月山ジオパーク構想の構成5自治体(庄内町、鶴岡市、西川町、戸沢村、大蔵村)では、それぞれワークショップとフィールドワークを実施してきましたが、総まとめとして全体ワークショップを下記のとおり開催いたしますので、ご案内いたします。

 


 日時:平成27年12月21日(月) 

    10:00~16:30(受付9:45~)

会場:庄内町文化創造館「響ホール 小ホール」

主催:環境省東北地方環境事務所、月山ジオパーク推進協議会

※参加は無料ですが、昼食は各自でご準備ください。


 

これまで行ってきたワークショップ・フィールドワークの結果発表や、「広域で考える月山の魅力について」のワークショップを行う予定です。

それぞれの自治体の垣根を越えて、広域で考えるワークショップは、さらに奥深いものになるものと思います。

興味のある方は、お気軽に下記までお問い合わせください。

 

 

【お問い合わせ】

月山ジオパーク推進協議会事務局 ☎0237-74-2112

庄内町商工観光課立川地域観光振興係 ☎0234-56-2213

 

 

 


庄内空港で「月山ジオパーク構想」の企画展を行っています!!

2015年10月08日 | ジオパーク

10月1日から庄内空港で北月山自然景観交流施設プロデューサー「兼古哲也」氏の企画展として、月山ジオパーク構想に関する展示を行っております。

ふるさと写真家でもある兼古氏が撮りためた月山の写真に加えて、「ジオパークとは?」「月山ジオパーク構想とは?」についても、わかりやすい解説を掲示しています。

 

↑ぐるっと見回すと、全体の雰囲気はこんな感じです

 

↑解説文

 

↑各自治体や観光協会等で作っているポスターやパンフレット

 

↑月山ジオパーク構想事務局の西川町さんの作るポスターは特に力作です

 

庄内空港3Fで10月31日まで展示しておりますので、お近くにお越しの際は是非ご覧になってください。

 

【お問い合わせ】

庄内町商工観光課立川地域観光振興係(☎0234-56-2213)

月山ジオパーク推進協議会事務局(☎0237-74-2112)


月山ジオパーク構想 庄内町フィールドワークショップが開催されました!!

2015年09月28日 | ジオパーク

9月16日(水)に月山ジオパーク構想のフィールドワークショップが開催されました。

 

この日にまわったジオツアーコースは以下の通りです

・風車群

・中島橋周辺から見える月山

・科沢層(化石)

・立谷沢川の砂金掘り

・立谷沢川の直轄砂防事業

・弥陀ヶ原湿原

あくまでも「ジオ」のフィールドワークショップなので、通常の観光ツアーでは絶対に寄らないような場所も当然コースに含まれています。

一般的な表現ではないとは思いますが、八木先生曰く「とてもジオジオしている」コースとのことでした(笑)

 

最初のジオサイトは、「風車群」。

「清川だし」とは日本三大悪風にも数えられ、昔から住民の生活や農作物の生育に悪影響を与えたりしていました

これは戸沢村古口から庄内町清川の間の最上峡が狭窄部となっており、山地から吹きおろす風が狭い場所を通る際に強められ強風となることが原因です。

この辺りでは西高東低の気圧配置のときの北西風と、太平洋側に高気圧が張り出しているときの東風のいずれかの強風が、一年をとおして吹き続けます。

その強風を逆手にとって、自治体として初めて風力発電による売電を行ったことでも有名です

 

 

その後は、中島橋周辺から月山の眺望を見ましたが、この日は曇り空でそれほどはっきりは月山が見えませんでした

せっかくなので、下に綺麗な写真も貼っておきます(笑)

↑雪解けの頃に中島橋から撮った写真です

 

その後は「科沢層」に移動です

科沢層は400~300万年前に浅い海の底だった地層です。

この場所では、今から十年ほど前にクジラやカイギュウの仲間の化石が発掘されました

それらの化石はしかるべき施設で保管されておりますが、現在でも貝の化石などは見ることができます。

↑わかりづらいですが、地層の中で白く見える部分が貝化石です

 

その後は立谷沢川を上流に進んで、砂金掘り体験。

↑砂金掘りをする場所のすぐ上流では黄銅鉱や黄鉄鉱、石英などの鉱物を見ることができます

 

この日は砂金掘り体験の時間を十分にとることはできなかったため、砂金はあまり採れませんでしたが、その雰囲気は味わっていただけたと思います

 

さらに立谷沢川を上流に移動して、六渕堰堤の前で国土交通省の立谷沢川砂防出張所の伊藤所長から、立谷沢川の直轄砂防事業について教えていただきました

立谷沢川は、「最上川の土砂の7割を立谷沢川が供給している」とも言われるほど土砂の発生が著しく、「そのまま放置しておいては酒田港まで土砂で埋め尽くされてしまう」とも言われたほどです。

そのため山形県で最初に国の直轄砂防事業が行われ、現在までに40基以上の砂防堰堤が設置されています。

 

 

午前の部が終了して、お昼休憩は北月山荘へ

お食事処「やまぶどう」で作る、自慢のお昼ご飯を堪能

骨ごと頭から食べられる名物のイワナや、ゼラチン豊富なジュンサイ、月山筍の入ったお味噌汁など、どれもとても美味しかったです

 

 

午後からは月山八合目に移動して、「弥陀ヶ原湿原」を見て回りました

「弥陀ヶ原湿原」は高層湿原で、堆積した泥炭層の隙間に水が涵養されることにより、たくさんの池塘が点在しています。

6月~8月が花の見ごろで、本州ではここ月山と尾瀬にしか自生しない「オゼコウホネ」をはじめ、約130種類もの植物を観察することのできる、花の楽園となっています。

さすがに9月の中旬になり、咲いている花は「オヤマリンドウ」「アキノキリンソウ」「ウメバチソウ」くらいしかありませんでしたが、環境省の下本さんから案内していただき、みんなで弥陀ヶ原湿原を満喫しました

私はシーズン中に10回くらいは来ますが、本当に綺麗な場所なので、写真が好きな方には特にお勧めです

 

↓空が青ければ、秋にはこんな光景を見ることができます

↑この二枚は去年の10月に撮った写真です

 

今回のフィールドワークショップも参加された皆さんにはとても好評でした

見慣れた景色でも、専門家に「ジオ」の切り口で説明していただくことによって、やはり新鮮な光景に映るようでした

興味の有無でその見え方は全然違うものとなります。 

皆さんもっと「ジオジオ」して行きましょう 

 

参加してくださった皆様、説明してくださった講師の方々、大変ありがとうございました

 

【お問い合わせ】

庄内町商工観光課立川地域観光振興係(☎0234-56-2213)

月山ジオパーク推進協議会事務局(☎0237-74-2112)