イーハトーブ国王の巡回

国王自ら王国内の野草や動物などの健全性を調べた記録である。度々記録に出てくるテニスは王国の国技であることを申し添える。

石畳風コンクリートブロックの隙間からたくさん生えていた ザクロソウ

2014-11-24 20:22:17 | 趣味・特技
ザクロソウ科(Molluginaceae); ザクロソウ属(Mollugo); ザクロソウ(M.stricta)
学名: Mollugo stricta
和名: ザクロソウ(石榴草)

 8月、いつも散歩に行くせせらぎ公園でザクロソウを見つけた。せせらぎ公園の歩道は石畳風コンクリートブロックで敷き詰められているが、その隙間からたくさん生えていた。丁度花を咲かせているところだった。残念なことに、見かけたのは8月の数回だけで、実が成ったところを見てみたいと思っていたら、9月になったらきれいに除草されてしまい見ることが出来なかった。どうして皆自然に生えてくる草を目の敵にするんだろう。少しぐらい残してくれればいいのにといつも思う。朕にとっては、人工的に育種されたごてごてした園芸植物よりも、自然に生えてくるこれらの可憐な植物の方が大切なのだ。
 葉は長さ1.5~5cmの披心形。花は直径約3mmでまばらな集散花序。花弁は無く白から緑色の萼片が5個着くが、見つけた花は薄いピンク色をしていた。小さいが良く見ると可憐な花だ。
 ザクロソウという名前は葉の形がザクロの葉に似ていることに由来すると言う。


石畳風コンクリートブロックの隙間からたくさんザクロソウが出ているのを見つけた。(花巻市星が丘せせらぎ公園、2014年8月20日)



一株をアップ。(同上)



同上。サイズを指と較べて欲しい。(同上)



花序をアップ。開く前の萼片はピンク色。(同上)



同上



花をアップ。萼片は5枚。(同上)