イーハトーブ国王の巡回

国王自ら王国内の野草や動物などの健全性を調べた記録である。度々記録に出てくるテニスは王国の国技であることを申し添える。

栽培されたかのように休耕田に群生する オオイヌタデ

2014-11-13 22:16:23 | 趣味・特技
タデ科(Polygonaceae); イヌタデ属(Presicaria); オオイヌタデ(P. lapathifolia var. lapathifolia
学名: Presicaria lapathifolia var. lapathifolia
和名: オオイヌタデ(大犬蓼)

 オオイヌタデは休耕田や荒れ地で良く見かける。茎は分枝して高く伸び80cmから1.5m程になる。葉は長さ15~25cmの披針形で先が長く尖る。側脈は20~30対ありよく目立つ。節は膨れて赤味を帯びている。托葉鞘は筒状で膜質。花穂は3~10cmと長く、先が垂れ、淡紅色から白色の花を多数着ける。花被は
4~5裂する。
 オオイヌタデは時に休耕田でまるで栽培されているかのように群生していることがある。農家の方には迷惑な話だろうが、淡紅色の花が一面に咲いている姿は美しく秋の雰囲気を盛り上げてくれる。個々の花穂や花も野趣があって面白い。


休耕田に群生するオオイヌタデ。一面種を蒔いて育てたかのように群生していた。(宮城県岩沼市、2013年9月1日)



荒れ地に生えていた白いオオイヌタデ。白いのもきれいだな。蝶がとまっていた。何て言う蝶だろう。(花巻市南城、2013年9月3日)



こちらはそのすぐ近くに生えていた淡紅色のオオイヌタデ。(同上)



道路脇に生えていたオオイヌタデ。1.5m以上に生育していた。(盛岡市太田、2014年9月6日)



同上。花穂は長く淡紅色。(同上)



花をズームアップ。花被は5裂していた。(同上)