宮崎は落合酒造の芋焼酎。
この焼酎、ちょっと変り種でして、謳い文句が
「ANA 全日空の空飛ぶ焼酎」
全日空とのコラボ商品らしいです。
「へっついねこ」と読むのですが、「竃(へっつい)」とは、かまどのことです。
暖かな場所の好きな、猫が火の落ちた、まだ暖かいかまどにくっついて、まどろん
でいる様子を表しているらしいです。
まぁ、味にはどうでもいい話ですがw
さて、中身の話。
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契約栽培の「紫優」(むらさきまさり)と「黄金千貫」を使った焼酎で、柔らかな
口当たりと、優しい甘味、ふんわりと上がる、炒りたての甘栗のような香りを持ちます。
芋焼酎の独特の臭みがなく、甘い香りの上がるとても飲みやすい味わいです。
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だそうで。
まぁ宣伝文句ですから鵜呑みにはできませんけど、ここから察するに、さっぱり
飲みやすい感じの焼酎なのかな、と予想。
ではまず、いつものように香りから。
・・・・・・・芋焼酎?
甘栗は言い過ぎだろうと思ってましたけど、芋焼酎の芋っぽさもなく、イマイチ
特徴に欠ける香り。
こりゃあ全日空やってくれちゃったか?と思いつつ一口。
なるほど、柔らかな口当たりと優しい甘みってのは的を得てるわ。
芋焼酎にしては、飲みやすい焼酎ではあるんだけど、すっきりさっぱりな飲み口
というわけではなく、甘さを感じさせるところに芋の主張が確かにある。
パンチがあるわけではなく、かといってスッキリした透明感のある焼酎という
わけでもないので、ともすれば中途半端になりそうなところだけど、そこをきっちり
芋の主張を呑み手にわからせることで、安っぽい焼酎じゃないんだぜ!なアピール。
芋焼酎入門者が、もうちょっと「芋」な感じの一本を、と探してる時にはピシャリ
とはまる一本かもしれません。
料理はわりと広範囲で問題ないと思うけど、どっちかってーと比較的さっぱり目の
方が合うかな。