RED a knot

V系、スポーツ観戦、マンガ大好き社会人のブログです。特にDIR EN GREY、浦和レッズが好きです。

大佑と黒の隠者達/漆黒の光

2011-04-22 01:47:49 | 音源紹介
  
この音源を買った理由は20%はこの音源への期待、30%は京がボーカルをしてる曲がある為、そして残りの50%は記念的な意味合いで買おうと思いました。そんな気持ちが強かったのは否定できません。ただ通して聴いてみると予想以上に名曲が多くて良かったです。特にシングル曲以外の曲の完成度が高くて驚きました。

 俺は大佑の楽曲は後期蜉蝣の曲しか聞いた事無いので後期蜉蝣に近いがなる様な歌声とシャウトが中心の激しい曲が多いのかなと思ってました。ただ実際にはメロディーを重視したアップテンポな曲やバラード曲ばかりで聴き易い曲が多い印象を持ちました。アルバム曲の中で激しい曲は京が歌う「葬送」位ですね。大佑が歌う曲は一貫してメロディー重視の曲がばかりでした。メロディー重視の曲でも曲調はポップというよりは切ない雰囲気の曲が多くて俺好みな曲が多かったです。

 大佑以外では生前親交の深かった12012の宮脇(グリード)、Kannivalismの怜(ピアス、大佑とツインボーカル)、MERRYのガラ(地下道に流れる、ある独りの男の「悲痛な叫び」にも似たメロディー)、ムックの達瑯(独裁者の涙)、そしてDIR EN GREYの京(葬送)がボーカルを務めてますがどの曲も大佑を意識した歌い方をしてる気がします。特に個性的な歌い方をしてるガラと京が彼ら独特の歌い方を抑えて大佑を意識して歌ってるのを聴くと強い思いを込めて歌ってるんだなというのが聴いてて伝わってくる気がします。

 思い入れ補正を差し引いても完成度の高いアルバムに仕上がってると思います。現時点では今年度屈指の名盤と呼んでもおかしくありません。大佑の生の歌声で聴く事が出来ないのが残念で仕方ありませんが追悼ライブ行ってその残念な思いを補えればなと思ってます。最後に今作の特にお気に入り曲を簡単にですが紹介していきます。

グリード・・・12012の宮脇がボーカルを務める曲です。Bメロの少し妖しげな歌声からサビで力強くクサいメロディーに繋がっていくのがカッコいいです。

ピアス・・・大佑とKannivalismの怜がツインボーカルを務める曲です。ツインボーカルと言っても怜はコーラスに近いですね。サビのメロディーが爽やか且つポップな仕上がりですが2人のハモリが絶妙にマッチしています。

地下道に流れる、ある独りの男の「悲痛な叫び」にも似たメロディー・・・MERRYのガラがボーカルを務める曲です。タイトル通り暗い雰囲気が漂うバラード曲です。盛り上がりには欠ける曲ですが切なく寂しげなメロディーをガラが淡々と優しく歌い上げてるのがツボです。

悲愴・・・大佑がボーカルを務める曲です。こちらもバラード曲ですがサビになると演奏は静かなままで大佑の歌だけ壮大に開いてく感じに仕上がってます。メロディーの切なさは今作でもトップクラスだと思います。故に今作では1、2を争う位好きな曲です。

葬送・・・DIR EN GREYの京がボーカルを務めた曲です。サビ前のシャウトと語りは大佑が歌ってるんじゃないかと思える位大佑を意識した歌い方になってます。上で激しい曲とかきましたがテンポが遅いのでそこまで激しくはないですね。メロディーの印象は正直他の曲より薄いですが京がボーカルを務めてるという事で補正がかなり強く入ってますw

嘘と迷路・・・大佑がボーカルを務め演奏メンバーがex.蜉蝣+aieで構成された曲です。アルバムのラストを飾るに相応しいアップテンポでメロディアスな曲です。サビは今作で1番聴き易くシングルカットしても良い位完成度の高い曲だと思います。個人的には悲愴と並んで今作でトップクラスに好きな曲です。