日々之風流

社会の荒波に揉まれる日々を「これまた風流」とかなんとか言っちゃうゆる~い日記

映画「スターウォーズ・エピソード3/シスの復讐」

2005年07月19日 | 【映画】

スターウォーズ・エピソード3/シスの復讐
世界中が待ちわびたであろう、スターウォーズの新作にして完結編です。

自分の場合、部屋に木目調のちょっとイイ感じなポスターフレームがあって
季節ごとにポスターを入れ替えているのですが、先月はダース・ヴェイダー
(DVDトリロジー発売の時のヤツ)今月はエピソード3と、ポスターを入れ
替えて気分を高めてきました。

そんな「期待感」と「シリーズ完結という寂しさ」が入り混じった、
すこし複雑な気持ちで今回は映画を観てきました。

新作映画の予告が一通り終わると、20世紀フォックスのマーチ、
そして「ルーカスフィルム」のロゴ・・・いやがうえにも期待感が高まります
そして「遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・」の後に続くメインテーマ・・・。
今から28年前(1977年)、父に連れられてエピソード4を劇場で観て以来、
旧3作、トリロジー、新シリーズと劇場で観続けてきましたが、ここは何度
観ても鳥肌が立つ瞬間です。

そんな懐かしさにも似た心地よさに包まれていると画面は一転して、
ジェダイ・スターファーターから、分離主義勢力と共和国軍による艦隊戦と、
まるでエピソード6のラストのような勢いで物語が始まります。

やがて物語りは、前作からの敵ドゥークーとの対決、用意周到に進められていた
ダース・シディアスの計画、シリーズ中最も激しいと思われるグリーヴァス将軍と
オビ=ワンの息を呑むライトセイバー戦、パドメの死の予感と、そんなパドメを
救うため、またジェダイ評議会への不信から、暗黒面を受け入れたアナキンと
ダース・ヴェイダーの誕生、ジェダイ騎士団の崩壊と、燃え盛る溶岩がまるで
アナキンの心を投影しているかのような、美しくも悲しいラストのアナキン戦へと
今までにない迫力で展開していきます。

共和国崩壊と帝国誕生の過程や、アナキンが暗黒面を受け入れた理由、
シミ(アナキンの母)が彼を身ごもった理由、ルークとレイアの誕生、旧作にて
何故C3POが以前の出来事を覚えていないのか?など、全作品を通じての
謎がすべて明らかになります。特にパドメが2児を出産し、子の名を「ルーク」
「レイア」と命名した瞬間(やがてこの子がアナキンを暗黒面から救うのだ)と、
涙がこぼれ落ちると同時に、自分の中で見事に前2作と旧3作が1本に
つながりました。

悲劇的なストーリーとハードな戦闘描写のため暗い気持ちに襲われますが
同時に我々は、ルークによってアナキンが善の心を取り戻す事を知っています
(EP6)幼いルークを抱いたオーウェンとベルが見つめるタトゥーインの夕日が、
そんな未来へ託す"希望の光"と重なって自分の目には写りました。

新エピソードの締めくくりと、旧エピソードの始まりにふさわしい内容でした。
良かった、本当に良かったです!