11月1日水曜日、秋晴れの中今年も正倉院へ行って参りました。
前年に続きY2さんと正午の列車で出発。
正倉院展鑑賞も慣れてくると朝一より午後からの方が空いている
だろうと、入場前の並ぶことを考慮して近鉄奈良駅に1時到着にし、
2時30分のボランティア解説を聴講し、場内鑑賞という計画。
ところが会場に到着するとなんとラッキーなことでしょうか。
列なく入場なのです。しかも時計を見ると1時15分です。
よって1時30分のボランティア解説で、場内鑑賞に入りました。
入場列がないという事は、当然会場鑑賞の混雑の長蛇の列もなく
比較的スムーズに1時間ほどで見ることが出来ました。
毎年変わり映えのしないお決まりな写真の撮り方ですが、
そうなるとあえて意識し、同じ構図で撮っているというところもあります。
4日土曜日の読売新聞朝刊に、「 9000件の宝 ほぼ国産 」という記事がありました。
『正倉院の宝物は異国情緒あふれる意匠が目立ちますが、
今回の緑色のガラス器「緑瑠璃十二曲長杯」、ハープの様な楽器「漆槽箜篌」は輸入品。
国内にはいない巻角の羊が描かれた「羊木臈纈屏風」は国産品。
正倉院の約9000件に及ぶ宝物のうち、輸入品は約400件ほど。
「シルクロードの終着点」と言われる正倉院は、海外の最先端のデザインと技術を国内
でアレンジする日本文化の出発点でもあった。』という内容です。
渡来した品がもっと多いと思っていたのですが、意外と少ないと知りました。
毎回宝物の展示品を見ていて、古来から模倣力に優れそれをさらに進化させる民族
であると感心していました。
正倉院を訪れる度に、その血が流れている日本人に生まれたことを誇りに思います。
グーグル検索にてヒットし、小一時間で読めます。
少し難解ですが歴史ミステリーとして面白いです。
北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。