イタリアの風に吹かれて ~con te partiro~

前世(かこ)から未来(いま)へと紡がれし時の記憶
あなたと交わした約束の欠片を辿る遥かなる愛しき旅

想いが通じた?

2024年08月01日 08時53分55秒 | ウルルン


今日から8月だなぁ~と思いながら早朝、
デジタル番組表の徹子の部屋のゲストをチェックすると

音楽評論家の湯川れいこさんで番組紹介欄に
~不思議な関係だった元夫が突然逝き~とあり、
驚きました。そして
録画予約をしました。

というのはどこかロバート・デニーロを彷彿とさせる
ダンディーな湯川さんの元ご主人様とは
お話ししたことがありあるご縁があったからでした。

20代後半、当時はご夫婦でらした
湯川さんのご主人様の経営するダイヤモンド店で
人生で初めての大きな買い物をしました。
EAV測定器で自分に合う石の測定をした後は
(ドイツの医学者フォル博士が中心となり1950年代から研究がすすめられた開発システム)
腕のデザイン、爪の形状などを決めました

誕生石がダイヤモンドということ以外に
社会人として大人の仲間入りをした証として
質の良い物を1つ持っていたいという思い、
日々頑張って働いてきた自分へのご褒美として
思い切ってボーナスで作った
記念すべき初めての指輪でした
現在は超音波ジュエリー洗浄機を持っているので
仕上げは超音波でしていますが、
数年は爪が緩んでいないかのメンテナンスと超音波クリーニングを兼ね
四谷のショールームへ足を運んでいました。
石が曇らないように毎日のお手入れとして
中性洗剤を付けた歯ブラシで洗い
そのあと熱湯につけ、最後に超音波で洗浄しますが
超音波はピカピカになります。
それから十数年の時を重ね
ある記念に2つ目となる指輪を作って以来
2つの指輪は
同じ指にダブルで1日も外さずお守りのようにつけていました。
ある時 少し休ませようと家の中で外しました。
(この時ジュエリーボックスには仕舞わず小皿に2つの指輪を一緒に入れ
またすぐつけるつもりだったので見える場所に
置きました)
そろそろつけようかなと、置いた場所を見ると
2つの指輪のうち1つが見あたらず

テーブル、ソファー、ピアノの下や隙間など色々探したものの
3年ほど
前から最初の指輪が見つからず
思い入れのある指輪だからこそ悲しい気持ちでした。
でも、出先で外し失くしたのではなく
外したのは家の中なのだから
きっと見つかるはずと今も思っているのですが・・・
何とも合点がいかない
神隠しのような不思議なことがあって以来
2つ目の指輪は無くさないよう仕舞いました。
が、昨年、久しぶりに2つ目の指輪をつけました。
夜中、トイレに行き朝、指を見ると指輪がなくて血の気が引きました。
というのは、本来つける指ではなく小指に
つけたので、
寝ぼけていてスルリと小指から抜けた指輪に気づかず
まさかトイレに流してしまったのではないかとドキドキしました。
今度は2つ目の指輪まで紛失しもう本当にショックでした。

まるで神隠しの如く、僅か3年の間に
大切な2つの指輪がなくなってしまい途方に暮れながらも
決してあきらめたわけでもなく、
探し物は意外な所から出てくることも往々にしてあるので
「もしかしたらここかも!」と
思い当たる場所を探すのですが見つからず。
今日(こんにち)に至ります。
実は以前、瞬間移動でもしたの?と
思うようなことがありました。
一番のお気に入りだった大判の両端がレースのオーガンジーの
黒いストールが引っ越しの際、他のスカーフと
一緒に
ダンボールに入れ他の物は全てあるのに
それだけが見つからず、珍しいデザインのストールだったので
暫くショックでした。(実は今も)


前置きが長くなりましたが、
今日、徹子の部屋に湯川さんがお出になると知り、
ショールームでお話ししたこともあるT社長が
2年前にお亡くなりになっていたことを知り、
恐らく元ご主人様のこともお話しされると思ったので
予約録画しました。
社長がお亡くなりになったという事は、
四谷のショールームはどうなったのかも気になり
数年ぶりにHPを拝見
しました。

私は大ぶりのアクセサリーとチョーカーが好きです。
オーストラリア旅行をした際、
オパール専門店でオパールのヘッドを購入しました。
ヘッドがメインで申し訳程度についていた華奢な細いチェーンは
気に入らなかったのでショールームを訪れた時に
オパールのヘッドを持参し18Kのチョーカー
に仕立てて貰えないか打診すると
快諾頂き素敵な仕上がりになりました。
今も外出の際は時折身に着けています。

徹子の部屋のゲストが湯川れいこさんと知り、指輪のことを思いました。そして
今は亡きT社長に心の中で
「指輪がみつかりますようどうかお願いします」と伝え、

その足で「キッチンにはないだろう」と思いながらも、
なんとなく冷蔵庫の下の狭い隙間に手を入れてみると、
「え?」微かに金属のような輪っかのようなものに触れ、
ドキドキしながら もう少し指を伸ばすと
夜中トイレで
流してしまったかもしれないと思っていた
2つ目の指輪が、なんと冷蔵庫の下から
実に1年ぶりに出てきた、見つかったのです。
しかも石は埃まみれでもなくピカピカ
綺麗なままで「見つけてくれてありがとう」
といっているようにキラキラ✨輝いていました。
すごく、すごく嬉しかったのは言うまでもありません。
最初の指輪はトイレではなく家の中にあるので
こちらも近々見つかるような気がしました。

指輪に「今まで本当にごめんね。」といい、
丁寧に洗い数年ぶりに今、本来の指につけています
ずっと見つからなかったのに、というか
トイレで流してしまったと思っていた指輪が
湯川さん経由で元ご主人T社長の訃報に接した今日、
冷蔵庫の下から見つかるとは・・・・
不思議を感じそしてTさんのお陰のように思いました。

Tさんのご冥福を心からお祈り申し上げます

今日のことは忘れたくなかったので
備忘録として残しました。