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塩沢へ行って来ました

2021-05-03 10:23:01 | 旅行
鈴木牧之の生家、という案内板が出ていました



鈴木牧之(すずきぼくし)の「北越雪譜」をご存じですか。

明和7年(1770年)越後国魚沼郡の塩沢(南魚沼郡 塩沢町→南魚沼市)で生まれ、家業の縮の仲買、質屋の経営をやりつつ、雪国の生活ぶりを知らせる本を書いた人です。
19歳の時、縮80反を売却するため初めて江戸に上ったのですが、、江戸の人々が越後の豪雪を知らないことや、江戸の人々にとって雪は「風月花」として風流なモノであると言うことにショックを受けたのでした。
そこで雪を主題とした随筆で雪国を紹介しよう帰郷して執筆した作品を寛政10年(1798年)、戯作者山東京伝に添削を依頼し、出版しようとしましたが、なかなか果たせませんでした。結局40年の歳月をかけて夢は叶ったのでした。
地元で有数の豪商であり、三国街道を往来する文人も立ち寄りった家で、父・牧水もそれらと交流したので、牧之も影響を受けて、俳諧や書画をたしなんではいたが、商売をおろそかにすることもなく、むしろ父の代より繁栄させたというすごい人です。

さて「北越雪譜」ですが・・・
一言にして言えば、おもしろい。
私は、長岡に帰って開塾したばかりの頃、塾生さん3人だったときに、ちょうど市民講座でこの本を読む会があったので、通いました。
熊が雪の中で人を助けてくれたことや、雪の中の幽霊の話や、雪虫のこと・・・・異獣の話。
もちろん、雪のすごさもリアルに語り尽くしている。

そういうことで
前々から訪ねたかった牧之記念館。
昨日(2日)行って来ました。
まずは、三国街道の町並みを再現した牧之通りへ。
何とご子孫が同じ地にお住まいのようです。
その後、記念館へ。
私一人の時間(運営が心配になる)でゆっくり観てきました。

あいにくの雨で寒かったのですが,牧之通りの店でお蕎麦を食べて、駅に向かう道筋のカフェで、ここもまた他のお客さんがいなくて、そこの女主人さんと電車待ちの時間40分くらいを楽しくおしゃべりしてきました。
帰りは母と義妹へ、塩沢名物の薄荷糖を買ってきました。

「北越雪譜」の中のお話のいくつかは、YouTube動画を作成してご紹介する予定。
お楽しみに。

牧之通りの駐車場に関東圏ナンバーの車がけっこうあって、うーむ。
まあ、そうなるよね。
リスクはあるが、お金を落としていって、・・といいたい気持ちでした。






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