兼業役者の猫とバイクとヴァナ・ディールな日常

舞台中心、TV.映画.CM等を少々。そんな無名役者の仕事とバイト。猫とゲームのぐうたらな日々と云いたい放題。

9・11考

2007年09月11日 22時22分57秒 | よもやま話
2001/9/11
誰もが知っている、イラクの一部過激派による、アメリカ合衆国への同時多発テロが発生した日です。あれから「もう6年」と云うべきか「まだ6年」と云うべきか。直接には何の関わりを持たない私にとってさえ、あのニュースの衝撃は忘れようにも忘れられない物です。
当日、私は外出していて、終電間際に同じ方向に帰る知人にタクシーで送って貰ったのですが、ドライバーさんも事件の事を一切話題にしなかったので、何も知らないまま暢気に帰宅したのでした。
長い入院生活から開放されたばかりのお父さんは、長らくガラス貼りの無菌室に閉じ込められていた上に、退院してからも体力が落ちて外出もままならず、人とのコミュニケーションに飢えていたせいもあって、起きている時間はずっとオンラインゲームに没頭していました。当時は「ファンタシー・スター・オンライン」と云うゲームでしたが、ゲーム内のロビーがチャットルームのようになっていて、そこでの会話で事件の事を知ったようでした。帰宅早々「お母さん、凄い事が起きてるよ」と教えてはくれたものの、ロビーはその話題で持ち切りだったので、なかなか画面をニュースに切り変えられず、私はヤキモキしながら待つ羽目になったのです。そして、目の当たりにしたのが、誰もが知っているあのニュース映像だったのです。正に「ダイ・ハード」の世界。とても現実の事とは認識出来ず、見慣れたCG映像か、季節外れのエイプリル・フールか、と云う感じがしたのでした。
あれから6年。未だ戦争は終結せず、関わりのない多くの市民を巻き込み、両国とも多くの方が犠牲になっています。日本では最近「戦後60年」を迎え「戦争を知らない世代に戦争の悲惨さを伝えよう」「二度と戦争を起こしてはならない」と呼びかけながら、あの「宗教と政治」の戦争に、どんな形であれ関与していると云う事実があるのです。
まとめるには難しい話題になってしまいました。今日の日を迎え「9・11」と聞いて思い出した事・頭に浮かんだ事を、ただただ書き綴ってみました。