兼業役者の猫とバイクとヴァナ・ディールな日常

舞台中心、TV.映画.CM等を少々。そんな無名役者の仕事とバイト。猫とゲームのぐうたらな日々と云いたい放題。

寝相

2007年09月18日 19時26分00秒 | よもやま話
夜間はだいぶ涼しくなってきたので、寝室の窓を開け、自然の風を取り込みながら寝ています。お父さんは、相変わらずエアコンを点けたまま、居間でごろ寝が多いのですが、たまに寝室に来ると寝苦しいのか、信じられない格好で寝ています。ベッドからずり落ち、足だけベッドに上げていたり、半身だけ俯せにベッドの上で、床に片膝を着いて寝ていたり、寝室から通路に躯が半分はみ出していたり。よく目が覚めないものだと関心します。
福井に行った時も、夜中に同室に寝ていた演出家のYさんに名前を呼ばれて目を覚ましたら、Yさんにしっかりと抱き着いて寝ていたのだとか。その後もかなり暴れたようで、翌朝、笑いながら「凄い格好で寝てたよ」と指摘されたのだそうです。
昨夜は、遅れて寝室に来たお父さんが、窓を閉めエアコンを入れている気配に目を覚ましたのですが、しばらくして、タオルケットすら掛けず両手で自分の腕を抱いたお父さんが、寝言で「寒い」と云ったのを聞いて、夜中に1人で笑ってしまいました。 後でその話をしたら、お父さんは全く記憶にないらしく「俺、阿呆やん」と自分で大笑いしていました。

筆子・その愛―天使のピアノ―

2007年09月18日 01時46分48秒 | 観たり聞いたり読んだり、勝手気侭な感想
今日は等々力の玉川区民会館に福祉映画を観に行って来ました。日本で最初の知的障害児者施設「滝乃川学園」の創始者・石井亮一との出会い・再婚を通じて、やがて「障害児教育の母」と呼ばれるようになった石井筆子さんの生涯の物語です。覚えのある方も多いと思いますが、よく学校の体育館などで上映される類の教育映画です。字幕付き上映だったので、聴覚障害の方も大勢観にいらしていました。
実は、アーサー・ホーランド氏が外国人の「人買い」役で出演している、と聞いて観に行ったのですが、ちょっと小悪党な船乗りさんと云う感じの役柄で作品に色を添えていました。
矛盾点は山のようにあるし、いかにも文部省推薦な作風である事は事実ですが、そんな事はどうでもいいと思わせてくれる映画でした。上映前に、自ら障害を持つ子の母である監督さんが「障害児教育に携わったが故に歴史に埋もれた石井筆子と云う人を有名にしたい」とおっしゃっていましたが、確かに、彼女の存在を知った事だけでも意義のある作品だったと思います。
何せ子供達が可愛いのです。いかにも子役と云う感じの子供達も頑張って演じていましたし、本当に障害を持った子供達も大勢出演していましたが、その飾らない姿を観ていると微笑まずにはいられないのです。作中に描かれているのはいいところばかりで、実際に共に生活をして行くには大変なのでしょうが、彼らが「天使の微笑み」と呼ばれる意味が解るような気がしました。
9/23の昼間にフジテレビで、この映画のメイキングが放送される予定だそうです。総裁選の関係で時間がズレる可能性もありますが、是非ご覧になって下さい。

製作総指揮・監督/山田火砂子 ナレーション/市原悦子
出演/常磐貴子 市川笑也 加藤剛 渡辺梓 星奈優里 凛華せら 細見大輔 アーサー・ホーランド 平泉成 石濱朗 他
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