兼業役者の猫とバイクとヴァナ・ディールな日常

舞台中心、TV.映画.CM等を少々。そんな無名役者の仕事とバイト。猫とゲームのぐうたらな日々と云いたい放題。

言葉の力

2007年09月08日 14時36分10秒 | よもやま話
ちょっと考えさせられた話を。ある事に対して「出来るか?」と尋ねられた時に50%の自信を持っていた場合、どう答えるか?と云う話になったのです。「100%の自信はないが、出来ます」と答えるのか「100%の自信がないので、出来ません」と答えるのか。
つまり、その人のグレーゾーンの持ち方だと云う話題なのです。出来るが100%で、出来ないが0%。白黒はっきりつけるなら、100でなければ0となるのでしょうが、そこにグレーゾーンが存在する事で50にも可能性が残される、と。
そして、大概は「出来ない」と答えた方が楽だと云うのです。「出来ない」と答えた時点で可能性は閉ざされ、成長する事もない。「出来る」と答えた限りは50を60、70と伸ばして行く事が要求されるからだ、と。だからこそ、グレーゾーンは残すべきだ、と云う結論に達したのですが。
よく言霊の話をしますが「否定型の話し方は良くない」と聞きますよね。実はこれも「肯定型の話し方がよい」と表現した方がいいらしいのです。「うるさくしないでね」ではなく「静かにしようね」。「寝坊しないでね」ではなく「早く起きようね」と、同じ事柄を肯定型で云うのです。理由は解りませんが、何故か肯定型で話した方がいい結果が出る、と云う実験を見た覚えがあります。
コップ半分の水を「まだ半分もある」と思うのか「もう半分しかない」と思うのか。最初の話とは少し違うかもしれませんが「物は考えよう」と云う言葉もありますし、言葉1つで精神に与える影響が違うのなら、よりよい方を選択出来る癖を身に付けたいと思ったのでした。