兼業役者の猫とバイクとヴァナ・ディールな日常

舞台中心、TV.映画.CM等を少々。そんな無名役者の仕事とバイト。猫とゲームのぐうたらな日々と云いたい放題。

祖母の教え、母の言葉

2006年10月26日 23時03分45秒 | 猫たちの話
前回のブログをアッブする前に、実家の母に写メを送りました。折り返して直ぐに「写真見たよ」と電話がかかってきました。
初めてロン君と会った時「まぁ大きょい猫。犬ぐらいあるでぇ」と驚いた母は「まぁ小そうなって…可哀相なけど寿命やけん、しゃあないなぁ」「ロン君、ロン君って声掛けもって、躯摩ったげな」と。
母は、寝たきりになった祖父を、自宅で3年近く看病した人です。私も最後の1ヶ月程は、帰省して母の手伝いをしましたが、大人のオムツを替えたり、内風呂に入れたりするのは重労働でした。母も看病で腰を痛めたことがあり、母が回復するまでの間、一時入院していた祖父は、いくつもの床ずれを作って帰ってきました。
母は手作りのドーナツクッションを傷にあてがい、往診に来たお医者様に「お爺ちゃんの背中は賑やかやなぁ。赤だの白だの黄色だの」と笑われるくらい、赤チンやパウダーを付けて「こんなに大事に世話して貰えるお爺ちゃんは幸せやな」とお褒めの言葉を頂いていました。
ボケた祖父は、実の娘である伯母の顔も、息子である父の事も忘れる事がありましたが、母の事だけは忘れず、夜中だろうが何だろうが「母ちゃん、母ちゃん」と呼び続け「ありがとうよ、ありがとうよ」と口癖のように云いながら亡くなりました。
母の母の教え「若い者はこれからいくらでも楽しい事があるし、美味しい物も食べられる。だから何でもお年寄りを一番に」「死んでからどんなにいいお墓に入れたって、本人には解らない。生きているうちに、出来るだけの事をしてあげる」に共感し実践した母は、私が尊敬し見習いたいと思う人です。
母はいつも云います。「お婆ちゃんは、ろくすっぽ学校も行けんで教養はなかったけど、一番大事な事を教えてくれた」と。
母の何分の一でもいいから、私が出来る限りの事を、ロン君のためにしてあげたいと思います。

神様、もう少しだけ…

2006年10月26日 02時50分41秒 | 猫たちの話
ロン君です。痩せて、こんなに小さくなっちゃいました。
今日からオシメ。もっと嫌がるかと思ったんですが、案外なすがままでした。まぁ抵抗する力がないだけかもしれませんが。
食べ物も、ほとんど受け付けてくれなくなっています。ペースト状の猫缶を小豆粒くらい口にするだけで、それも飲み込めずにいて…支えがないと自力で座っていられない程、目に見えて衰弱しているので、少しでも栄養のある物を、とカロリーメイトのゼリーを、注射器で喉に流し込んでいるんですが、もう先っぽをかじる元気もないようです。
あと何日一緒にいられるか、遂にカウントダウンが始まってしまいました(T_T)神様お願い、まだ連れて行かないで…