兼業役者の猫とバイクとヴァナ・ディールな日常

舞台中心、TV.映画.CM等を少々。そんな無名役者の仕事とバイト。猫とゲームのぐうたらな日々と云いたい放題。

ら抜きの殺意

2006年10月04日 05時23分14秒 | 観たり聞いたり読んだり、勝手気侭な感想
土曜日に引き続き、10/1は江戸東京博物館1Fホールに、第1回ABU planningプロデュース公演「ら抜きの殺意」を観に行って来ました。
色々な劇団で何度も上演れた有名なお芝居で期待していたのですが、前日観た芝居があまりにも面白かったせいか、見劣りしてしまいました。一部いいなと思う役者さんもいたのですが、後の方々は、ワタシ的には「ん~」な感じ。決して芝居が下手な訳ではないのですが…
芝居にもTPOと云うのがあるはずで、小屋の大きさ、脚本の内容、時代設定、上演様式、その他色々な要素が作用して、その場に似つかわしい演技というのが存在する気がします。
田村正和さんのように、近所のコンビニに行くにも、きちんとスーツに着替えて出掛けるようなイメージが固定した方なら、どんな芝居に出ても、それが個性として歓迎されるのでしょうが。
この舞台、例えて云うなら、気のおけない仲間内のホームパーティに、オーダーメイドのカクテルドレスで登場したような演技と云うか、設定と演技にちぐはぐなものを感じてしまいました。
私の芝居は大丈夫かな?人の振り見て我が振り直せ、と反省しきり。

作/永井愛 演出/横山學
出演/乱一世 有希九美 ブッチー武者 鈴木秀和 尾崎喜芳 三遊亭亜郎 神乃啓輔 新井祐美 清水まゆみ/(トリプルキャストのため当日出演していなかった人)野中紗織 細川麻美 平井夏貴 林部レオナ