今世の中では「平成最後の、、、」という枕詞が何度も聞かれている。それには食傷気味だったが、ここに来て自分自身もやってしまった。平成最後の大買物である。behringer社のアナログ・シンセサイザー、DeepMind12を買ってしまったのだ。ハードウェアとしてのシンセはすでに5台も所有しているから、当初は新たに購入するとは思ってもいなかったのだが、これがまた素晴らしい楽器なのである。
最近では13年にMicroKORGというボコーダー付きのアナログ・シンセを買った私だが、アルペジエーターやエフェクター内蔵のそのサウンドに、ミニサイズながら大きな驚きを覚えた。明らかに進歩している。そしてJuno106を触っているうちに、パネル操作をして音を作っていくことにも改めて喜びを見いだしていた。そんな状況下で見つけたのがこのDeepMindだ。
behringerブランドとしては初のシンセサイザーとのこと。DeepMind6と12があり49鍵盤の12は操作パネルがJuno106とよく似ている。実際に両者を比較した動画サイトを見ると、寸分違わない音を聞くことができる。だが、アルペジエーターや豊富な内蔵エフェクターが加わり、そのスペーシーなサウンドはJuno以上に果てしない。プリセットされている音色だけで1,024種類もあるとは驚きだ。
アナログの暖かいpadサウンドが大好きな私としてはネット上で知ることができるDeepMindの音色に完全に心を動かされてしまった。さらに発売当初は13万くらいの高額価格が最近サウンドハウスさんで6万円台になっていることも気持ちを動かした。今現在はパネルを動かしながら様々に変わる音色を楽しんでいる状況である。また、独自に作ったサウンド・パッチのデータを有料で提供している人達もいて、そこで聞かれるアンビエント・サウンドもなかなかのものだ。そのようなことが自分自身でできれば拡張性もあると思う。本ブログでは、プリセットの音を重ねたデモ音源を下にアップしておく。
deepmind12〜サウンド・デモ
それにしても「平成最後の」というべき大きな買い物があったということは、当然「令和最初の」買い物もあり得るということ。どうなることやら、恐ろしい、、、、