ヒロヒコの "My Treasure Box"

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宅録:ボコーダーが欲しくて microKORG

2013年08月01日 | シンセサイザー
 最近M-Tron 、ANALOG LABなどアナログ系のシンセサウンドに凝ってしまった自分だが、実は以前から欲しいと思う楽器があった。ボコーダーである。かつては高額でなかなか手を出せずにいたのだが、最近調べてみるとシンセの開発では定評のあるコルグから製品が出ていることがわかった。microKORGである。実売価格も2万円台。そして私は今までコルグのキーボードを買ったことがなかったので一度は手にしたいと常々思っていた。これを見て、いよいよその時が来たかと感じた。ということで、数日後にモノが到着した次第。

 microKORGには通常の白鍵盤の他に、ブラックとレッドを基調とした3種類があり、たまたまブラックが安かったこともありそちらを選択。この製品はMIDIコントローラーではなく単体のシンセサイザーなので、音源が内蔵されている。また独自のエディットも可能だ。音色バンクとしてTECHNO、 HIPHOP、 RETOROなど8種がありさらにそれらには各16種類の音がプリセットされている。本体パネルには、往年のアナログシンセによく見られたADSR波形調節やcutoff frequency Resonanceなどのフィルター調整ツマミなどがあるので回しながら簡単に音を変えることができる。音色的にもDX7のようなFM音源や生音をサンプリングしたPCM音源とも違う実にアナログ的なオシレーター音である。アルペジオレーターも内蔵しているので、シンセソロのみならずテクノポップ的サウンドを作るのにも適しているのではないだろうか。個人的には昔借りたJuno-106で作った薄めのパッド系ストリングス・サウンドが忘れられないので、そんな音づくりにも挑戦してみたいと思う。

 さて、付属のマイク(ちょっと心許ない作りだが)によるボコーダー機能は、まさしくボコーダー・サウンドで感動的だった。これが欲しかったのだ。ようやく希望を叶えることができた。おかげでANALOG LAB同様しばらく遊べそうな気がする。辛口を言うなら、同時発信音数が4音なので弾き方に工夫がいること、それと鍵盤の作りがミニサイズなので指の太い自分には少々弾きづらいこと。しかし、値段の割に十分活用できるシンセだと思う。またまたオモチャが増えてしまった…。


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