ヒロヒコの "My Treasure Box"

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エフェクター感想記7〜BOSS OD-2 TURBO Over Drive 再購入の顛末

2020年10月10日 | ギター
 社会人になって学生時代のバンドを離れてから一人音楽制作活動を行っていたのはもう30年近く前のことである。主に使っていた楽器はシンセサイザーでギターはK.Yairiの12弦のみであった。そのなか、友人から彼の使っていたストラトタイプのエレキギターを譲り受けた。実はそれはESPのナビゲーターというギターで、もし今も持っていたら結構なビンテージ物となっていたと思われるのだが、事情あって処分してしまった。そのギターを持っている時に歪ませるエフェクターを一つくらい欲しいと思って購入したのがBossのOD-2である。別名ターボ・オーバー・ドライブ。買ったのが1980年代の後半かと思うのだが、「ターボ」という言葉が車のエンジン関係で頻繁に使われていた時代である。
       
 ギター・エフェクターはBossのコーラスCE-2とフェイザーPH-1Rのみ持っていたが、それらはシンセ用に使用していた。ギター向けとしてはよくわからないまま購入したのだが、ターボスイッチをオンにするともの凄く音が歪むのがカッコ良く、当時エレキをほとんど弾いていない私でもとても上手に弾いているように錯覚させてくれた。そういう意味で大変重宝したエフェクターである。何曲かの自作曲のギター・パートに活用させてもらった。だが、デモテープ作りの主力はシンセであったので、だんだんと活躍の場がなくなっていった。その頃、かなり年下の従弟がギターを始めたということで、結局彼にそのOD-2を譲ってしまったのである。これまた、もったいないことをしてしまった。多分発売直後の購入だったので日本製だったと思う。まあ仕方ない。その後、従弟のギターの腕も大変上達したと聞いているのでそれはそれで良かったのだろう。

 だが、話は終わらない。ここ数年エレキギターに目覚めた私は、無性にあのOD-2の音が懐かしくなってしまったのだ。ネットの記事等を見ると、回路の造りが何とかで個性があり、好意的な評価も多いがOD-1のような永続的な高評価までには至らず、中古で4千円前後で売っている。私にとってはエレキの音作り(?)の原点であることを思い出し、この度購入に至った次第である。本当はルックス的に外面にもっと傷があっても良かったのだが、一番安かったのでこちらを選んだ(3千円也)。さて、音出ししてみてどうだったのか?

 「いやぁ、やっぱなつかしいわ〜」というのが第一声である。同じBOSSのSD-1と比べるとやや固めでハイな歪みの音であることを思い出した。そしてターボスイッチのツマミを回して得られる激しい歪みが心地よい。今も残る当時のデモテープの音がよみがえる(ような気がした)。まあ、今ならこのような歪み音もモデリング・アンプ等で簡単に出すことができるのだろう。最初に購入した当時は、アンプも手元にない中でのギターサウンドだったから、やはりこのエフェクターは使い勝手が良く、ありがたい存在だったのだなと思う。それにしても、歪み系のペダル・エフェクター、これで5個目になってしまった。ただ並べて喜んでいるだけで良いものだろうか、、、?
*関連記事はこちら「コンパクト・エフェクター感想記3 BOSS / SD-1 “スーパー・オーバードライブ”」


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