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宅録: Cubase 7 奮闘記3 音程補正 VariAudio

2013年08月31日 | 音楽制作
 もともと自分の歌は音程に難があった。以前は外付けエフェクターのエンハンサーなどのエフェクトでしのいでいた。それを今の時代はDAWソフト上でかなり細かく是正できる。そうした補正はもう当たり前なのだそうだ。その機能がLogic Proに搭載されているのは知っていたが、こちらCubaseにも同じような機能が備わっていて、とても重宝している。Cubase5の頃に初搭載されたそうだ。

 今のところ把握している方法は2通りあり、ひとつは数値を極端化するとPerfumeのようなケロケロヴォイスになるピッチコレクト。全体的な補正ができる。もう一つの方法が超強力で、VariAudioによるもの。録音したヴォーカルトラックの音程がピアノロール画面に表示され修正を図る機能だ。「ピッチ&ワープ」のコマンドでは広く選択した部分において自動的に修正してくれるのみならず、一音ずつドラッグすることでの修正もできる。

 今回ZOOMのR16で録音したHey Judeのリードヴォーカルをこの方法で確認してみた。所々半音も音程が下がっている。高音部分もその音まで上がりきっていない。何となく合っていないと思われた原因が明確になる。修正を図るとすっきりするのだが、さすがに半音も変えると少し機械的な声に変わってしまうようだ。さらに、「ピッチを平坦化」コマンドでビブラートの波形を調整し改善できる。極端に平坦化するとこちらもケロケロヴォイスになってしまうのだが。

 このことで、今後歌入れをする場合の注意点や心構えも確認できた。もっとも「ヴォーカル」だけではなく、この機能で例えばリードギターのミストーンを修正することもできるだろう。本当にすごいことが自宅でできる時代になったものだと感心してしまう。

 ところで、この作業をしている時も含めて、Cubaseが度々「予期せぬ終了」を起こしてしまう。これは本当に困りものだ。せっかく細かく修正していたものが一瞬で消えてしまうことがあり得る。ネット上で検索してみるとCubaseでは頻繁にそうした状況が発生しているようだ。一説ではソフトに割り当てられるメモリが限られているからとのことだが、どうしたものか。早急に手だてが必要である。まずはSteinberg社のHPに出ているFAQを参考に対応してみようと思い見ると初期設定ファイルのリセットを図ることが記載されていた。そのとおり対処してみたら今のところ順調に動くようではある。しかしなぜこのような事態に陥ったのかは不明。少し様子を見ることにしよう。


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