今回もザ・ビートルズのTHE U.S. ALBUMSについて。このボックスセットに収録されている各トラックの音源について紹介しているサイトがいくつかあるのを知って確認してみた。それによると、2009リマスターではなくキャピトルによって改変されたヴァージョンが使用されているのは、すでに発売されているTHE CAPITOL ALBUMS VOL.1&2に収録以外のアルバムではA HARD DAY’S NIGHT サントラでのI'll Cry Instead 、YESTERDAY & TODAYでのI'm Only Sleeping, Doctor Robert, And Your Bird Can Sing(以上モノラル)、We Can Work It, Out Day Tripper(以上ステレオ)のみである。REVOLVERなどはオリジナルから3曲がカットされていることに加え、すべて既出の2009リマスター音源なので、これでは「アメリカ的」紙ジャケにのみ価値があることになる。HEY JUDEも同様に全曲2009リマスター音源だが、まあこれは初リリースだという利点はある。
リーフレットのプロダクション・ノートを読み直してみると当時アメリカに持ち込まれたマスターテープは第2世代から4世代のものだったらしい。当然音質的には厳しい。今回商品としてCD化するにあたっては高音質化しなければならない事情もあり、こうした音源差し替え事態になったのだろうと私は考える。
となると、初CD化されたものに対しての喜びはあるが、この商品に2万円近く(日本盤は3万円)出して買う価値があるかどうかは懐具合と人それぞれの考え方次第だろう。しかし、もし購入前にこうした状況がわかっていれば私自身は買うのに躊躇したと思う。ただ、何度も言うがA HARD DAY’S NIGHTのUAサントラ盤はうれしい。ならば、これを単独購入して終わった話だったのかもしれない。
これほど話題につきないこのボックスセット、やはりそれもビートルズのなせる業であろう。
リーフレットのプロダクション・ノートを読み直してみると当時アメリカに持ち込まれたマスターテープは第2世代から4世代のものだったらしい。当然音質的には厳しい。今回商品としてCD化するにあたっては高音質化しなければならない事情もあり、こうした音源差し替え事態になったのだろうと私は考える。
となると、初CD化されたものに対しての喜びはあるが、この商品に2万円近く(日本盤は3万円)出して買う価値があるかどうかは懐具合と人それぞれの考え方次第だろう。しかし、もし購入前にこうした状況がわかっていれば私自身は買うのに躊躇したと思う。ただ、何度も言うがA HARD DAY’S NIGHTのUAサントラ盤はうれしい。ならば、これを単独購入して終わった話だったのかもしれない。
これほど話題につきないこのボックスセット、やはりそれもビートルズのなせる業であろう。