ヒロヒコの "My Treasure Box"

宅録、DAW、ギター、プログレ、ビートルズ、映画音楽など趣味の四方山話

「7年ぶりの首都圏大雪」の思い出:その1

2015年01月15日 | 
 去る12日は成人の日。それで思い出す強烈な旅の思い出がある。
 2年前の成人の日を含む3連休に我が家は東京に旅した。旅の最終日だった1月14日成人の日、首都圏は何と7年ぶりの大雪に見舞われた。この日私と家族は東京から北海道に戻るため羽田空港にいた。この日は朝から雨。11時発の全日空機に乗り込む頃、雨が雪に変わり始めた。これはまずい、早く出発してほしいと思ったが、遅れてくる乗客を待ち、20分遅れ。その頃には吹雪模様に変わり、案の定飛行機がなかなか出発しない。やがて除雪作業等が始まったが、結局3時間ほど機内で待たされた末に欠航となった(写真:羽田はあっという間に雪景色)。その時、次のような連絡があった。
1 全便欠航となったので、すぐには預けた荷物を返却できない。受け渡しまで1~2時間待機が必要。
2 この後の手続きについては降機時に地上係員が説明する。
 荷物については降りるまでは待たされたが、降りてからはすぐに受け取ることができた。地上係員の説明とは、実際は説明が書かれているリーフレットが配布された。そのリーフレットによると、航空機の振替えや払い戻しは、インターネットを使うか予約デスクへの電話によって行ってほしいとのことだったが、ネットでは3日後以降の変更しか受け付けず、翌日の振替えはできない、予約デスクへの電話は混雑のため全く通じない、という状況で、結局は出発ロビーのカウンターに並び手続きを取るしかない事態であった。
 荷物を受け取ってロビーに出向いた時点でカウンターにはTDRでの待ち時間300分並の人数が並び、それを見ただけで具合が悪くなった。同時に、この日の宿の手配をしなければならず、空港内ホテル(すでに満室)で配布された周辺ホテルリストで1件ずつ電話した。
 幸い3件目で予約が取れたが、場所は五反田とのこと。まずは家族の安全が第一と思い、ホテルまで移動を開始。しかし、雪のため電車関係も大幅に遅延しており、また乗客も多くなかなかたどり着けない。おまけに小降りになった雪だが湿り雪で歩道はシャーベット状態。キャスター付きのスーツケースもそのためスムーズに運べず。土地勘のない中何とか5時過ぎにチェックインできた。今振り返ると、電車も一応は動いていたので良かったとは思う。
 ホテルに着いて単身再度空港に赴きカウンターに並ぶつもりだったが、その時点で疲労はピークに達して動けず。航空会社にひたすら電話をかけるが通じない。渡されたリーフレットをよく見直すと、団体旅行や手配旅行の場合は旅行会社の方で対応する、との記述が。私達の今回の旅行は代理店のパッケージツアーだったので、そちらに直接連絡を入れようと決めた。ただし、土日祝日は営業していない店舗だったので連絡は翌日に。この段階では翌日の便でも振替えはもう無理だろうと思っていた。
 宿泊したホテルに付属するイタリアン・レストランがあり、夕食はそこで取った。これが思いの外おいしくて、家内は大満足だった。恐らくこの日唯一の嬉しい出来事であった。加えて小学生の息子がもう一日東京にいれると喜んでいたのも救いだった。(つづく)