rock_et_nothing

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懐かしや・・・フィレンツェの中央市場

2015-07-05 22:14:55 | 街たち
20年以上も前の7月のとある日、私はフィレンツェにいた。
2リットルのペットボトルの水を抱え水分補給をしても、喉の渇きが癒えることは無い真夏のフィレンツェ。
当時は午後2時には閉まる美術館だったから、午後は市内を散歩か教会で瞑想のひと時(その実は暑さを避ける目的だった)を過ごした。
何せお金の無い貧乏旅行者、なるだけお金の節約と、レストランの利用は夜のみで、朝と昼はホテルの近く似合った中央市場(メルカート)に足繁く通ったものだ。
そこは食材の宝庫、食べてみたい野菜、肉にソーセージ、チーズ、パン、お菓子、ワインなどが、絶え間なく私の胃袋を誘惑する。
こんなとき、キッチン付のホテルがあったらと強く思ったものだ。
そうすれば、自分で選んだ食材を好みに調理して食べ、旺盛な好奇心を満たすこともできたのに。
その後、ネットで脳内旅行をするためにフィレンツェの滞在型キッチン付ホテルを検索してみたならあることがわかった。
その当時もあったのかもしれないが、情報不足と旅なれないために出会うことができなかったのだろう。
もし、またフィレンツェに行けることがあったなら、滞在型キッチン付ホテルに泊まり、中央市場に繰り出して食材を仕入れ料理をしたいものだ。
さすがに真夏のフィレンツェは遠慮したいけれども。


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