紫金山・アトラス彗星を、しっかりとこの眼と記憶に刻み込めた一週間だった。
結局、13日と15日、20日の3回にわたりアトラス彗星を見ることができた。
肉眼で捉えられたのは13日で、あとは双眼鏡の力を借りなければ、西側にある街明かりに阻まれて肉眼では無理だった。
蚊に悩まされたり、冷たい北風に震えながらと、気温は激しく変動する中での観測も、思い出のいいスパイスになったと思う。
20日の観測では、2個の流れ星のおまけがついて、お得感も得られた。
その2個の流れ星は、オリオン座流星群ではないと思うけれど、流れ星はいつだって心をワクワクさせてくれるきらめきだろう。
私の住んでいるところは田舎だけれど、大気圏外の高さから見れば、日本のうちでも光の海に埋没するような場所にあたる。
だから、夜でも街の明かりが宙に満ちて、月明かりのないときでも天の川を見ることは難しく、双眼鏡で無数の小さな光が宇宙に散らばっている様子を見てわかるのだ。
暮らすのに、とてもいいポジション取りなのは十分承知している。
すべて思うようになるなんて虫のいいこと、妥協しても相当いい条件といえる環境に、感謝しよう。
アトラス彗星は、太陽系を離れてまた遥か彼方を巡っていく。
次に地球から見られることはあるのだろうか?
そもそもこれらが存在しているかも定かではないと考えると、足元がふわっと消えてしまい、無の中に放り込まれるような、不思議な感覚になるのであった。
結局、13日と15日、20日の3回にわたりアトラス彗星を見ることができた。
肉眼で捉えられたのは13日で、あとは双眼鏡の力を借りなければ、西側にある街明かりに阻まれて肉眼では無理だった。
蚊に悩まされたり、冷たい北風に震えながらと、気温は激しく変動する中での観測も、思い出のいいスパイスになったと思う。
20日の観測では、2個の流れ星のおまけがついて、お得感も得られた。
その2個の流れ星は、オリオン座流星群ではないと思うけれど、流れ星はいつだって心をワクワクさせてくれるきらめきだろう。
私の住んでいるところは田舎だけれど、大気圏外の高さから見れば、日本のうちでも光の海に埋没するような場所にあたる。
だから、夜でも街の明かりが宙に満ちて、月明かりのないときでも天の川を見ることは難しく、双眼鏡で無数の小さな光が宇宙に散らばっている様子を見てわかるのだ。
暮らすのに、とてもいいポジション取りなのは十分承知している。
すべて思うようになるなんて虫のいいこと、妥協しても相当いい条件といえる環境に、感謝しよう。
アトラス彗星は、太陽系を離れてまた遥か彼方を巡っていく。
次に地球から見られることはあるのだろうか?
そもそもこれらが存在しているかも定かではないと考えると、足元がふわっと消えてしまい、無の中に放り込まれるような、不思議な感覚になるのであった。