rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

2024年10月20日 紫金山・アトラス彗星と流れ星

2024-10-22 17:27:15 | 漫画やアニメ
紫金山・アトラス彗星を、しっかりとこの眼と記憶に刻み込めた一週間だった。
結局、13日と15日、20日の3回にわたりアトラス彗星を見ることができた。
肉眼で捉えられたのは13日で、あとは双眼鏡の力を借りなければ、西側にある街明かりに阻まれて肉眼では無理だった。
蚊に悩まされたり、冷たい北風に震えながらと、気温は激しく変動する中での観測も、思い出のいいスパイスになったと思う。
20日の観測では、2個の流れ星のおまけがついて、お得感も得られた。
その2個の流れ星は、オリオン座流星群ではないと思うけれど、流れ星はいつだって心をワクワクさせてくれるきらめきだろう。
私の住んでいるところは田舎だけれど、大気圏外の高さから見れば、日本のうちでも光の海に埋没するような場所にあたる。
だから、夜でも街の明かりが宙に満ちて、月明かりのないときでも天の川を見ることは難しく、双眼鏡で無数の小さな光が宇宙に散らばっている様子を見てわかるのだ。
暮らすのに、とてもいいポジション取りなのは十分承知している。
すべて思うようになるなんて虫のいいこと、妥協しても相当いい条件といえる環境に、感謝しよう。
アトラス彗星は、太陽系を離れてまた遥か彼方を巡っていく。
次に地球から見られることはあるのだろうか?
そもそもこれらが存在しているかも定かではないと考えると、足元がふわっと消えてしまい、無の中に放り込まれるような、不思議な感覚になるのであった。


2024年10月13日 紫金山・アトラス彗星

2024-10-13 23:07:50 | 空・雲・星・太陽たち
今年の春ごろから天文界隈で話題に上っていた、紫金山・アトラス彗星が最後の見ごろを迎えている。
今月初頭ごろまでは東側の低い位置で見えていたものが、10日あたりから西側の低い位置へと出現位置を変えた。
9月から先週末まで天気に恵まれず、彗星を見るのを断念していた。
けれど、昨夜あたりから雲が切れて、彗星観測に期待が膨らんだ。
そして今日、ネットで下調べをして日没前後に西の空金星より北側の低い位置に出現すると知り、夕食の準備を中断して、なるべく街灯などの光の邪魔が入らないところへ双眼鏡を持って行った。
木々のシルエットに邪魔されないかとひやひやしながら彗星を探す。
感覚的にはほぼ真西に当たる空の低いところに、彗星はあった。
核となる光の粒を下にして、すうっと長い尾が上へと伸びている。
こんなに尾がはっきりと長く、いかにも彗星なイメージそのままで見られるとは、単純な驚きで心が沸き立った。
前回地球から見えたであろう時代は、8万年前のネアンデルタール人がいた時代らしい。
もしこの次に彗星が存在していて地球から見えるとするならば、人類はもちろんのこと、この地球の様相も相当様変わりしていることだろう。
家人と二人で双眼鏡を構えて覗く彗星は、気の遠くなる時と軌道を描いて存在しているのだと、深い感動をもたらしてくれた。
5分ほども堪能してから、近しい人に彗星を見たことをラインで伝えた。
元小さい人にも見てもらいたいと、声をかけたが、外へ出る準備が整うにはいささか時間がかかってしまい、時機を逸した。
明日以降まだ数日は、高度を増し、光度は下がりながらも見られるようだが、生憎と天気は望めない予報だ。
とはいっても、まだ見られる可能性があるうちは、夕方には空に注意を向け続けていこう。

夏と冬が入れ替わり立ち代り どういうことですか?

2024-10-10 18:44:46 | 日記
このところ、夏と冬が2~3日で入れ替わっている。
一昨日からは、11月並の気温で、強風付きだと体感は10度を軽く下回り、もはや冬。
ぶるぶる凍えて、気分はマッチ売りの少女!
先週末から週はじめには、半そで着用、何ならエアコンか扇風機を使うほどの夏だったのに、どういうこと?
いやマジ、体がついていかないんですけど?
気温の乱高下にしてもほどがある。
また今週末から、夏日の気温の日が続く予報。
なんですか?こう激しいと、何かシャッフルしたい見えざる力が働いているんですか?
人間界隈も、そんな機会が今月末にあるそうですが、どうなんですかね~何か変化が起こるんですかね~?
深海の水も、海面で波が起こればゆっくりと対流して、変化が起こる。
強すぎる力によっての変化は、反動も大きいので望むところではないけれど、今の閉塞した社会システムのままでは、特に深海に近くなるほど酸素が欠乏してしまいそうだ。
チョウの羽ばたきでささやかな空気の流れを起こす、つまり小さな紙切れに意思をこめる行動をする時がきたのだろうか。
時には、怒ることも必要。
おとなしい羊で毛を刈り取られ、最後には食用肉となるのを甘んじて受け入れていて、それでいいのか、自分の胸によく問いかけるころなのだと思う。

喪失と獲得 パワーポイント

2024-10-08 10:24:27 | 随想たち
目の前に還暦が視野に入ってきた今日この頃、また新しいことに挑んでいる。
万年就活、転がる石を実践しているロックな生き方しかできないためだけど、ホント、苔が付く間なんてありゃしない。
体はきちんと加齢していて、いろんなところにガタがきているのにだ!
いまだ諦め悪く絵描きになりたい承認欲求の権化といっても、それは作品を作り、あわよくば人に見てもらい程度のもので、極々控えめだと思っている。
ところが今、人前でなにやら話さなくてはならない状況になっている。
もちろん、生きていくためのお金を稼ぐ仕事の一環で、成人している社会人ならば至極当然のことだ。
その仕事ために、パワーポイントでレジュメを作る作業を、先月からぼちぼち始めていた。
基本、一人で何かを考えて作ることはむしろ楽しく、使ったことのないパワーポイントを効率度外視でいじりながら慣れていくというもの。
一回目のレジュメは、いきなり入力しながら作ったので、内容的、画面構成的に貧弱であったし、なにより初めて講和をする緊張感で、いろいろとお粗末だったと反省している。
人様の大事な時間を無駄にしてしまった呵責で、次のものは、イメージを練ってからエスキース(素案、プランニングの過程)を繰り返し、慎重に進めている。
人生の成長曲線の頂点をしばらく前に越えて下降線を辿る今は、「喪失」の連続だ。
けれど、ただただ失うばかりではなく、「獲得」することも可能なのは、救いがある。
もっとも、「獲得」には、「時間」と「労力」が以前の数倍になることは確実だけれども。
それでも、目標に楽しみながら取り組めれば、少々のもどかしさと挫折感も、ここまで人生を歩んでこれたことが支えとなって、獲得することの励みとなる。

さて、このブログのプラットホーム「ぷらら」のサービス終了の案内が届いていた。
2025年3月31日で、サービス提供を終了するとのこと。
私がブログを始めて、この10月で14年目となる。
キリがいい今月でここを閉鎖しようかどうか、迷っている。
今までのデータも、特にダウンロードして保存せずに、終活として消滅しようかとも迷っている。
どこか別のプラットホームに移行する、または新規で始める、いろいろ考えあぐねている。
たしかに、ブログをすることは、ちょっとした励みと、生活の中のポイントではある。
手放すには、寂しい気がするのもホントだ。
こう、ぐだぐだとしていると、すぐ年末、年明けになるだろう。
いまのところ、そのあたりが目安として、今までまともに描かなかった巳年の年賀イラストで締めくくろうと、ぼんやり思っていた。