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白と青の世界、トルコのボルドム

2014-11-09 22:37:02 | 街たち
「にじいろジーン 地球まるごと見聞録」トルコのボルドムは、エーゲ海に臨む古代ハリカルナッソスで、温暖な気候により11月まで海を楽しめるトルコ随一のリゾート地。
街の建物は、景観を保つために条例により白一色で統一されて、海と空の青との対比が美しい。
海岸に程近いミンドス島へは、歩いて渡れる石の歩道がある。
これは古代2500年以上前に造られたもので、島には教会の遺跡があり、夕日の美しい絶景スポットになっている。
この島の名を冠したレストラン「ミンドス・レストラン」は、エーゲ海で獲れた魚を提供する。
ラオスというハタの仲間をトマト・ジャガイモ・ハーブで45分煮込み、ミルクを入れて作る”ラオスのトマトソース蒸し”は、白身魚と野菜のやさしい味わいのスープ。
「クスメット・ロカンタス」では、温暖なこの地でよく育つハーブを使った料理が食べられる。
”カバック・チチェイ・ドルマス”は、ズッキーニの花にトマト・ミント・米を混ぜたものを詰め45分間煮込んだもので、ズッキーニの花のほのかな香りが特徴。
”カバック・チチェイ・クザルトマス”は、それにカッテージチーズをまぶしてこんがり油で揚げたもの。
ちなみに、ドルマスとは、詰めるの意味だそうだ。
「ロクマジュ・アナ」は、”ロクマ”という丸いドーナツのようなものにたっぷりのシロップを絡め、シナモンとオレンジの粉末で風味を加えたもの。
「アルカダシュ・サンダリイェット」は、ローマ帝国とトルコ風を現代風にアレンジしたハンドメイドの革サンダルの店。
「ル・カバック」は、ひょうたんランプの店。
昔は器として利用されていたひょうたんを、ビーズなどをはめ込みランプに仕立てたものだ。
ボルドム近郊のエーゲ海では、良質の海綿が獲れる。
「デニズ・ユルドゥズ」は、この海綿を売る店。
アミノ酸でできている海綿は、肌に優しく抗菌作用もありスポンジとして古代より重宝されている。
ボルドムの港よりクルーズ船で40分のところに、カラ島がある。
ここには、肌によいといわれるカラアダ・テルマル・スという天然温泉があり、その泉質は30度の無色透明だ。
また、人一人がやっと通れる洞窟温泉もあって、奥にある泥には美肌効果がある。
1日400人もの人が訪れるここは、クレオパトラも何度か通ったといわれる言い伝えがあるところ。

古代から文明が発達してきたトルコは、西洋と東洋の架け橋として文化民族の混在する場所。
景観も変化に富んでいて、とても刺激的だ。
多に追随することなく、独自の文化を守り育てていってもらいたいと思う。


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