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rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

異常乾燥注意報

2025-02-26 16:42:29 | つぶやき&ぼやき
毎日天気予報をチェックする。
今のところ雨の予報は、3月に入ってから雨と雪が降るらしい。
でもその前の一週間ほどは、晴天が続き、最高気温が4月下旬くらいまで上がり続けるようだ。
おまけに今日は昼ごろから風が強く吹き出して、お察しの通り土埃がもうもうと上がっては、時折茶色の塊となって景色を覆い隠している。
先週、仕事を終えて帰宅すると、井戸の水位が下がって水の出が悪くなっているから、水道の蛇口を前回にして使用しないよう工夫して欲しいと家人が話していた。
特に昼間は、農作物の出荷のために水が大量に使われているため空気が入り込んで、ポンプに負荷が掛かるようだ。
たしかに、昨年の12月ごろより、まとまった雨が降っていない。
だから、暖冬のせいばかりでもなく、霜柱ができないのだ。
おかげで、新品のスタッドレスタイヤが、本領を発揮する機会は得なかった。
困ったことばかりではないけれど、どちらかというと乾燥しすぎは生態系にとってまずいだろう。
梅の開花の遅れ、もちろんミモザも例に漏れず。
杉の花が大量について、杉の木の色が赤茶色に染まっていても、まだ花粉を抱えてこらえているように思える。
水を求めてか、鳥たちがメダカの水槽の水を狙っている。
この様子が続けば、野菜類の高騰は解消されないだろう。
太平洋側の異常なほどの乾燥、日本海側の豪雪と、極端すぎる気候が今年も我々を悩ましそうだ。
そういえば、ブルーベリーの花芽のつき方も、ちょっと少ないような感じに思える。
美味しいブルーベリーを楽しみに生きている私にとって、なかなかに深刻な問題であった。

超乾燥注意報

2025-02-17 16:59:02 | つぶやき&ぼやき
とくに今年になってから、雨がほとんど降らない。
カッラカラのパッサパサ!
そこに先週の木曜日のような強風が吹き荒れると、作付けが成されていない畑の土が舞い上がって土埃・・・というより、景色が茶色に染まってしまうほどになる。
しかも、この間の土埃は、我が地域だけではなかった。
仕事で北に約50kmのところへ出向いた時、そこに行くまでの間も我が地域のような有様だった。
そして、その日は火事も多かった。
とにかくヤバイの一言に尽きる。
このままでは、作付けに支障が出て、また野菜が高騰しそうだ。
天候は人の力が及ばない領域ではあるけれど、食糧生産を磐石にしないと国が滅びかねない。
国外から買い付けすればいいと考えるのは、お花畑もいいところだ。
国を滅ぼそうとしたなら、兵糧攻めが一番コスパ、タイパがいいではないか。
買えなくして、資源も停めてしまえば、もう上がったりなのだ。
あとは、内戦などが起こって自滅の道まっしぐら。
だから、食糧自給を真剣にやらなければならないし、石油のように扱えるエネルギーを開発する必要があると思うのだ。
農機具を動かしや物流を支えるエネルギーは、電気では効率が悪すぎる。
これができたなら、パラダイムシフトが起こること間違えないだろう。

さて、現在外では強風が吹いている。
あっという間に世界は茶色に染まってしまった。
サッシの隙間、換気扇が逆流して、また微細な粒子の土が家の中に降り積もる。
スターウォーズの主人公ルーク・スカイウォーカーオ故郷の星、タトゥイーン星のように、どこもかしこも薄茶色の世界にいるようだ。
水と緑がふんだんな筈の日本の景色は、今は土色と化して、違う星へ来ている気がする。
それが、少し悲しくて、じわじわと不安に侵食されていた。



昨日の味方は今日の敵のリアル体験

2024-09-30 23:05:51 | つぶやき&ぼやき
今年は、常時キチョウが庭に舞い飛んでいる。
8種類のミモザの鉢植えが置かれているところに、数匹のチョウが乱舞するのだ。
3月から時期をずらして咲くミモザの黄色の花とキチョウの取り合わせは、穏やかで幸せな光景だった。
だから、ほほえましく見守っていたのだが、酷暑が一息つき、ゆったりとした気持ちでミモザを見ていたら、ミモザの葉が乏しく貧相かつ枝先が棒状になり枯れていることに気がついた。
どうしたものかと注意深く観察すると、枝に添うように青虫の大小が至る所についている。
葉の形状にしては違和感を感じると、それはさなぎで、これも枝にたくさん付いていた。
なんと、ミモザたちはキチョウのコロニーとなっていて、食料と住居を提供させられていたのだ。
このままでは枯れてしまうと察知して、一気にキチョウとその幼虫駆除に舵を切った。
ミモザにはカイガラムシもよく取り付くため、目を皿のようにしてキチョウの幼虫とさなぎにカイガラムシを駆逐する。
捕殺を始めて数日、相当数駆除していても、まだまだ発見できるほど居て、キチョウの産卵といたちごっこをしているようだ。
それにしても、自分にとって不都合だと判断した瞬間に、それまで容認していたものが拒絶対象になってしまうとは、身勝手であり理不尽極まりない。
すべてにおいて公平中立であるということは、起きていることすべてを受け入れるということなのかもしれないと、自分にとって敵認定した虫を駆除しながら、ぼんやりと考えていた。
しかし、そこまでの度量の広さも寛容さも覚悟ももてないちっぽけで不完全な自分は、大方自分にとって損得とか快不快、害のあるなしで判断し、生きていくのだろう。
解脱とは、なんと困難極まりない所業なのかと、眩暈を感じながら。

積読が進行中

2024-09-08 12:06:22 | つぶやき&ぼやき
積読歴は、玄人の域だと自認している。
それでも、文庫、新書、単行本等合わせて、おそらくその高さは1mを超えるのではないかと睨んでいる。
いやいや、ただの収集癖でしょう、本があれば賢い気になっているインテリア感覚と突っ込みたい自分もいたりいなかったり。
知識の薫陶効果で、自分の能力アップを夢見ないと言えないけれど、それでもちょっとは数冊をちょこちょこと齧っては置きまた齧りはしている。
過去の自分にはまだ、一冊を通して読みきる体力気力があったけれど、今は青息吐息で本に向き合うていたらくだ。
言い訳をするならば、少しずつ摂取して、それを反芻し、ゆっくりと自分に落とし込んでいるやり方に変わったと感じている。
自分の人生が何を成せるかなど野望も成果もないけれど、知覚できるすべてのものが美しくかつ醜悪で驚異に満ちていることを味わうことができたらという大望をより多く叶えたい。
積読は、その梯子と見立てている。

2024年のリコリス「夏水仙」とぼやき

2024-08-30 12:21:29 | つぶやき&ぼやき


今年も美しい姿を現してくれました、リコリス「夏水仙」でございます。
暑さで体力気力共に尽き果てた私へ、庭にすっくと立ち咲く薄紅色の花が、優しい息吹を寄せてくれました。
おかげさまで、ここにこうして文字を書き連ねられています。

さて、芸術に興味をお持ちの方々には、衝撃的なニュースが届いたと思います。
千葉県佐倉市にある私設美術館DIC川村記念美術館が、来年の一月に休館するというものです。
美術館を運営している企業の業績が思わしくなく、経営効率化の選択を迫られたのでしょう。
とても惜しいことです。
印刷インクなどを主に扱う企業が美術館を設営し運営するその姿勢に、とてもリスペクトしていました。
芸術は余裕の産物であり、その源泉でもあります。
広大な敷地によく手入れされた庭園、ミニマムによりながらクラシカルな建物にゆったりと展示された古典絵画から現代絵画まであり、とても欲張りで豊かな場所です。
レンブラントの肖像画もありながら、特にロスコ・ルームは、秀逸です。
かつては、長谷川等伯「 烏鷺図屏風」なども所蔵していたが、いまありません。
今ある収蔵作品も、売却されるものも出そうです。
経済が低迷し国力が落ちてくると、真っ先に削られるのは、文化と教育ということは歴史を辿れば見えてきます。
経済も大切なのはわかりますが、それを維持していくには何が必要なのかを思えば、今の流れがそれを阻害するしかないように思えてしまいます。

せっかくリコリスが渡してくれた元気も、もう底がついてきたようですね。
今日は、体と心に滋養を付けてくれる食事を取ろうと思います。