rock_et_nothing

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ほんとうは、アシュケナージの”熊蜂の飛行”がいいのだけれど

2012-06-15 14:51:04 | 音楽たちークラシック
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熊蜂の飛行(リムスキー=コルサコフ)

超絶技巧の作品、リムスキー・コルサコフ”熊蜂の飛行”。
ウラジミール・アシュケナージの”ラフマニノフ・トランスクリプションズ”というピアノ曲集で聴いたのが始まり。
我が家の常連客、熊蜂の飛ぶ羽音をよく表現していると、楽しく思っていた。
この動画の演奏者には気の毒だが、アシュケナージの熊蜂のほうが、ほのぼのとした熊蜂の可愛らしさも出ていて、好みである。
真っ黒いピカピカ光った丸く大きなお尻ともこもこ黄色なべストの熊蜂は、あれっぽちの羽でよく飛べると感心させ、同時に滑稽さも備えている。
だから、いくら超絶技巧だといっても、音を畳み掛ければいいというものではないはず。
そこのところ、アシュケナージは憎くこなしてくれるのだ。
この”熊蜂の飛行”だけでなく、このピアノ曲集にあるものはどれも、軽妙洒脱にピアノの音が舞っている。
頻繁に聴く、お気に入りのアルバムだ。

我が家に集まる大小さまざまな熊蜂の羽音は、自然界の音楽を提供してくれている。
ブブブブブブーンと。