たくまし可愛いい、ロボの戦い

乳がんと戦う、ロボの戦闘日記。
戦闘を離れた日常もつづってます。
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子供のパワー

2006-03-13 | カテゴリなし
子供の頃って、2時3時には学校終わって
通学時間も数十分とか十数分の世界だから
午後はまるまる遊んだもんだ。

下校中に男の子にからかわれ、走って逃げる相手を追いかけようにも
「お前の通学路はあっちなんだからこっちに来たら登校班やぶりだぞ!」なんて言われてね。
登校班破り、という言葉も今から思えば妥当ではないね。
通学経路違反、といったところかな?

そんな罪名ごときで地団駄踏むタイプじゃないけど
ルールを破ることには躊躇する基本いい子ちゃんの私
その場にランドセルを放り投げて相手の背中を蹴り倒しに行ったっけね。
ランドセルしょってなきゃ通学とは関係ないから
経路を外れてもいいじゃん!と考え
なぜか追いかけられた男の子も
「クソッ、ランドセルしょってないなら仕方ないか」て感じで
豪快なルール破りが正当化されたっけ。

家から一番近い公園にあった長い長い滑り台も
いまはとても小さい、でも変わったのは自分の方。
近所で集まってよくやった花火
ある年、親の目を盗み年の近い子だけで抜けだし
その滑り台の上と下から「戦争だ!」とロケット花火を打ち合った。
その夜のうちにコッテリと叱られ
山田さんちのおじさんに皆ひっぱたかれたんだけど
ひっぱたかれたのは男の子だけ。
とは言え参戦してた女の子は私一人、自分が叩かれない意味が解らなくて
罪悪感にさいなまれて翌日、私も殴ってくれと申し出にいった。
もちろん叩かれなかったし
それよりも昨晩、山田さんはかなりお酒を飲んでいて
それこそ本人が気分良く騒いでいて子供の監視を怠ったのに
戻って来た子供等にあんな雷落としちゃったもんだから
「酔った大人が子供を殴った」という事で
そっちの方が大人の間で問題になっていた。

その場には親に殴られた事のない子供も、
殴ったことのない親もいたのだった。


ピエロ公園のピエロの頭の形したアーチの内側にあった
「○○参上」という落書きは、今はきれいに無いらしい。
足を延ばして遊びに行ったとても面白かった公園は
遊具が危険と判断されたのか今はただただ広いだけの広場になっている。
今ってそれでもありがたいのかもしれないけれど。

子供の頃、世界はとっても広かった。
何時間遊んでも時間は足らず、疲れも知らず
眠りはとっても深かった。


昨日、電車に何かの帰りらしい子連れの親子がいた。

お母さんとベビーカーと、小さなお兄ちゃん。
お兄ちゃんにしてはとんでもなく幼い子で
電車に乗ってしばらくするとベビーカーの横にチョコンと座り
眠りだしてしまった。

どんなにゆすろうと、これがなかなか起きない(笑)

きっとあの広い世界を遊び回ってきたんだね。

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