bryog

仕事や身の回りのできごとを綴ってみます。

The End of Business Schools?

2006-07-13 20:30:49 | 日常について
今日の授業の宿題で読まされたのが、
The End of Business Schools?

15Pくらいのボリュームですが、読み始めたのが3時半からで、
途中に30分の休憩を挟んで7時までかかっちゃいました。
うーん、まだまだです。

内容は、というと
「ビジネススクールに行っても、将来の給料や出世には全く関係が無い!」
という説を、様々な調査結果から導いています。
(ちなみに、あくまで「MBAで得られる知識がどの程度役に立つのか」
 という観点に限定しており、そこでの経験値やネットワークのもたらす
 メリットについては、この論文では触れていません)

たしかに、一時期のMBAブームで受験者・MBAプログラムともに増えたので、
大量のMBA保有者を生み出すこととなり、結果として全体的に質を下げたという
ことかもしれません。

ただ、TOP校であってもあてはまるのでは、と推測される点はいくつか指摘されていました。
例えば、
・理論は学んでも、実践の場で学ぶ経験を得られないため、
 実務への応用が利かない/CaseMethodはあくまでCaseである。
・本当の会社のマネジメントで必要になるリーダーシップというものは、
 なかなか教えられるものではない。(だからこそ高い価値を産む)
などです。

私もまだ実際に学び始めているわけではありませんが、
確かに「知識」といった側面からだけ考えると、
何も2年間という時間とお金を投資するのには割りが合わないかもしれません。

ただ、「経験」という側面からすると
●2年間、集中して勉強する環境を得られる
●世界中の人々との交流の場を持つことができる
●さまざまな業界とのネットワークを作ることができる
といったメリットはあるかと思います。

そして、何といってもMBAがどれだけ自分に価値を与えるか、は
その学生次第だと思っています。
日本の大学時代のように、単純に単位を取ることが目的の勉強では、
この論文の言うとおり、何も得られないかもしれません。

自ら貪欲に突っ込んで、吸収していくことで、
MBAを価値あるものにできるのだと思います。

某大学の卒業生の方に言われたのですが、「やりたいことは全部やった方がいいよ」
とおっしゃっていました。
僕も2年間が終わった時には、「もう、全部やりきった!」と言えるように、
勉強も、友達づくりも、筋トレも、ラグビーも、旅行も、全部全力で頑張ろうと思います!