bryog

仕事や身の回りのできごとを綴ってみます。

中田がHBSへ

2006-07-08 20:14:26 | 日常について
先日引退を発表したサッカーの中田選手が、HBS進学を考えているというニュースを読みました。

まあ、実際にはまだアプリケーションのプロセスは始まっていないので、
彼が進学を希望している、ということでこれから準備するのでしょうが、
彼だったら、HBSも採用するだろうなぁ。。。
(その前に大学に入学するという話もありますが)

大学側としては、HBSの名前を日本に売り込む絶大なチャンスだし、
ビジネスチャンスも増えるだろうし。

改めて思うのは、大学経営もビジネスだなぁ、ということ。
特にMBAなんかは企業がスポンサーしてくれるところも多いし、
授業料がかなり高く設定されている。
40~50代の管理職者を対象にしているe-MBAはもっと高額。
(こちらは通常は社費限定プログラム)

そして、大学側の採用基準は、
受験者が大学滞在から卒業後まで、その後どれだけ大学側に貢献してくれるか、ということ。
やはりビジネススクールだし、ビジネス界で成功して「●●大学卒業」ということで、
大学側の価値を高めて欲しいわけです。

だから、大学側のブランド価値を高めるという意味では中田選手を採用するのは
正しい戦略だと考えます。
まあ、よくあるジョークとして「ブッシュもHBS卒業だからなぁ」という話もありますが。。。
(大統領の息子なら、本人の器量に関わらず、寄付金や大学施策の便宜を考えて入学させてしまう
 =HBSも結局カネとコネが効く世界なんだ、という意味で。。。)

勿論、カネもコネ無しで入学される方々が大半なわけですし、
ブッシュがどれだけ優秀なのかは分からないので、
このジョークも当たっているかどうかは分かりませんが。
また、結局彼も大統領になったわけですし、その点ではHBSは先見の明があったとも言えます。

このジョークをSummerの先生に投げかけたところ、
「僕はコメントできる立場に無いよ・・・
 でも今後の授業の中で、その回答の片鱗は出てしまうかもね」とのことでした。
(先生はBoston出身=民主党派なので、反共和党=ブッシュなわけです。)

話は戻りますが、SummerSchoolもかなり良いビジネスだと思います。
大学側としては、通常夏休みの期間を使って施設の稼働率を上げることができますし、
Harvardのブランドを広める絶大な機会なわけです。
(本当に世界中から老若男女が「Harvardで学びたい!」と高い授業料を払って来てます。)

かくいう私も「どうせなら一度はHarvardのキャンパスで学んでみよう」という輩の一人なんですが。。。

これから学ぶことになるTuckは、まだまだ日本の知名度は低いのですが
2年間の学生生活、そしてその後のビジネスを通じて、Tuckの名前も広めることが
できればなぁ、と思っています。