リヴァージュママのあれこれ日記

栃木市でフランス料理店を営むママの日記。お店のメニューや日々のあれこれを徒然なるままに。コメントお気軽にどうぞ!

夏の蔵には ガラスが似合います!

2007-07-24 16:06:30 | お店紹介
とちぎ蔵の街美術館では 世界現代ガラス名品展 築後200年の 蔵 と現代ガラス作品の融合 造形素材としてのガラスの可能性をたどる展示が行われております。
まず目を奪われたのが 入り口からすぐ左のSPHEREという作品です。この作品は気泡を含んだ白みがかった透明のガラスで ざっくりと作った かごの様な形をしています。なにか伏せたボールの上に溶かしたガラスを飴細工の様にガラスを飛ばして形造られたようにも見えます 又は糸寒天のように細いガラスの棒をボールの型の上に並べ微妙な温度で焼かれて造られたのか? とか そしてもっと興味をひかれてしまったのは ガラスの表面の 銀色の金属の様な部分で  その色合いがステンドグラスに使う ハンダ(すずと鉛の合金)のように見え ハンダかな?と思ってみたり はたまた ガラスと同じ温度で溶ける金属なのかしら?と思ってみたり 暫らくその作品を見入ってしまいました。 SPHERE スフィアー には 球体 と言う意味のほかに 天空 と言う意味があるそうです。 天空 とそこに流れる ミルキーウエイ のイメージなのでしょうか。とても 素敵な作品でした。
閉館まぎわだというのに いきなり一つの作品に見入ってしまい 「まだまだ ほかにもいい作品は沢山ありますから。」と 学芸員さんに促され そうそう と足早に見て回りました。 
次に捕まってしまった のがルーマニアのマティ・ネグレアーノという作家の WAVE です。この作品は乳白色に水色や薄緑の様な色合いのガラスで出来ています。説明を伺った所によると 波を一つ一つ 吹きガラスの手法で吹き そしてはぎ合わせて創ったそうです。
はぎあわせるのには バーナーで溶かしながら付けていったのかそのへんの技法はわかりませんが これだけ大きな作品をつくるのには  相当の時間がかかったそうです。 そしてもう一つ 感心してしまったのは このバランスのよさです。倒れないように何か支えをしながら 製作
するのだろうと思いますが このデリケートな形を創りながら バランスを保っていると言うのには驚きです。WAVE ですが WING にも見えるとても素敵な作品です。
他には ポスターにのっている ディル・チフーリのSREURIAN BLUE MACCHIAという 黄色と紺碧の青の対比が美しい大きな作品や 柔らかいスカーフのような AMETHYST PERSIAN という作品 他にも見ごたえのある作品が展示されています。
落ち着いた 蔵造りの建物とマッチした これらの作品を見ていると 今がむし暑い夏ということを忘れてしまいます。
ぜひぜひ おすすめです!











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