春告草

阪急山本駅から清荒神までの巡礼街道を歩き、天満神社と中山寺の梅を見てきました。
「春告鳥」は鶯（うぐいす）、「春告魚」は鰊（にしん）、そして「春告草」(はるつげくさ）といえば梅のことだそうです。
香りも良いので「匂い草」（においくさ）、「香栄草」（かばえくさ）とも、一年のうちでいち早く咲くので「花の兄」、春風を待つので「風待草」（かぜまちくさ）ともいわれているそうです。
たくさんの愛称があるのですね、それだけ人々に好かれているのですね。
昔から『桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿』といわれるほど、梅は枝を切れば切るほど、活力を増していくそうです。
あのたくましい枝ぶりは、その生命力の表れなのでしょうね、
美しいだけでなく、遠い昔から、私たちに勇気を与え続けてくれる花・・・。
そして、一輪ごとに春を呼んでくれる花ですね。
『梅一輪、一輪ごとの暖かさ・・・』
やっと、温かさを感じられるようになりましたね。