つとむ君のブログ

季節の花・風景・行事、美味しかった食べ物の写真を載せたいと思います。

紗羅の花

2012-06-30 19:14:48 | 中山寺
~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 紗羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす~

これは平家物語の一節ですが、中山寺の境内で、梅雨時に咲く沙羅の花をみつけました。
お釈迦様が亡くなった場所に紗羅の木が二本ずつ植えられていたので、紗羅双樹と呼ばれるようになったそうです。
ただし、日本では紗羅の花というと、夏椿の花をさします。その昔あるお坊さんが間違って広めてしまったそうです。
でも、インドの紗羅の木よりこちらの紗羅の方が、儚さの代名詞としてふさわしい花だそうです。真っ白な花びらは、透けそうなぐらい薄くてやわらかく、朝咲いた花はその日の夜には花ごとぽとりと落ちてしまう・・・・
儚さを知った時、いとおしさが込み上げてきますね。









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万博公園のあじさい祭り

2012-06-26 20:40:09 | 日記
『濃紫陽花(こあじさい)花万博の夢のあと』

雨をいっぱいに含んだ大地から、生命力溢れる新緑が「待ってました!」とばかり顔を出しています。
元気がみなぎる季節ですね。
この時期に堂々と咲く紫陽花、これほど雨が似合う花もないでしょうね。
万博公園の紫陽花はまるでピンクと紫のグラデーションの絨毯を敷き詰めたかのようです。
新緑まぶしい万博公園の森に紫陽花、花菖蒲、初夏の花たちが色鮮やかに咲き誇っていました。















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蓮華

2012-06-24 15:17:52 | 中山寺
蓮は仏教とともに日本へ伝わり、蓮の花は古来から蓮華(れんげ)と呼ばれています。
中山寺の鉢植えの蓮の花は、ほとんどがまだ蕾ですが、来月になれば美しい蓮華がたくさん見られると思います。
蓮の花の美しさは、楊貴妃をはじめ美しい人にたとえられてきましたね、
その上、「泥より出て泥に染まらず」といういい習わしも・・・・
その無言の教えは、見ているだけでも心が清らかになりそうな気がしますね。
蓮は地下茎は蓮根になるほか、葉、葉の柄、おしべ、実、種などすべての部分は薬用になるそうです。
弥生時代の遺跡から大賀博士によって発掘された2000年前の種が発芽し、花を咲かせ、「大賀蓮」として全国に広まっているという話も感動的な話ですね、
蓮の花は早朝、花が開く瞬間ポンと音がするとか、ふくらんだ蕾を見ていると、いかにもそんな音がするような気がします。













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中山寺の紫陽花

2012-06-18 21:32:32 | 中山寺
紫陽花(あじさい)の語源は青い花が集まって咲くという意味の集真藍(あずさあい)が変化してという説が有力だそうです。
今では品種改良が進んで、いろいろな色に咲いたり、変わったりする紫陽花ですが、日本原産の最も古い花は青色だそうです。
また花びらのように見えるのは、がくが変化したもので、本当は真ん中の小さな点のように見える部分だそうです。
漢字の方は、平安時代に源順(みなもとのしたごう)が白楽天の詩にでてくる「紫陽花」を間違って「あじさい」と紹介したのが始まりだそうです。
白楽天の「紫陽花」は全然別の花(ライラックという説もあります)だそうです。
紫陽花で思い出すのは、シーボルトですね。
紫陽花の学名に「otakusa(オタクサ)」と名づけて世界に紹介したことで知られています。
「オタクサ」とはお滝さん、日本にいた時に愛した人の呼び名です。
国境を超えた愛の絆がその名前に残る・・・。
残念ながら今では学名は変わってしまいまいたが、シーボルトの故郷オランダのライデンの博物館でも、長崎のシーボルトの宅跡でも、紫陽花の花は今も変わらずに、咲き続けているそうです。

紫陽花



萼紫陽花



柏葉紫陽花



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雨の中のハイキング

2012-06-12 21:27:38 | ハイキング
雨の中で映える花といえば・・・やっはり紫陽花と睡蓮ではないでしょうか、
伊丹市の緑が丘公園と伊丹緑地で睡蓮と紫陽花を見てきました。
なお、伊丹緑地は緑の木立に囲まれた伊丹で唯一自然林が残っているところで「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選ばれているそうです。
市民からは「伊丹緑道」という名で散策路として親しまれていますが、この時期は紫陽花通りになっていました。
















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