りんたろうのきときと日記

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「ジェシー・ジェームズの暗殺」観てきました♪

2008年01月16日 02時11分25秒 | 映画
☆「ジェシー・ジェームズの暗殺」
監督:アンドリュー・ドミニク
出演:ブラッド・ピット、ケイシー・アフレック、サム・シェパード、メアリー=ルイーズ・パーカー、ジェレミー・レナー、ポール・シュナイダー、ズーイー・デシャネル、サム・ロックウェル、ギャレット・ディラハント、アリソン・エリオット、マイケル・パークス


ロン・ハンセンの小説を基に、アメリカ史上最も悪名高きアウトローかつ人々に愛されているジェシー・ジェームズと彼を背後から銃で撃ちぬいた暗殺者ロバート・フォードを描いたウエスタン・ドラマ。

伝説の無法者ジェシー・ジェームズを演じるのはブラッド・ピット。
なんでも、ブラッド・ピットはこの作品に惚れこんで映画化したとか。
ブラピ演じるジェシー・ジェームズを観ればそれも納得。
見事な役作りでジェシー・ジェームズを作り上げています☆

そんなブラピをも脅かすくらい良かったのが、ジェシー・ジェームズを背後から撃ち殺し、卑怯者として名を残すロバート・フォードを演じるベン・アフレックの弟で「オーシャンズ」シリーズのケイシー・アフレック。
気弱で野心家のロバート・フォードを見事に演じています。
ジェシーへの憧れが徐々に失望・恐怖・不安、野心へと変わり、ついには彼を殺害してしまう。
「殺らなければ殺られる・・・」
ジェシー殺害のシーンは緊迫感あり、迫力ありました。

ロバートと共にジェシーを殺害する兄チャーリー・フォードには「コンフェッション」、「チャーリーズ・エンジェル」のサム・ロックウェル。
ジェシー・ジェームズの兄フランクには「ライトスタッフ」のサム・シェパードが。
制作にはブラピはもとより、リドリー・スコット&トニー・スコットの名も。

アメリカで一番有名な無法者の最後と、その無法者を殺害したにもかかわらず英雄になれなかった男たちの悲しい末路。
このジェシー・ジェームズという人物、日本ではあまり知られてはおらず、ピンとくる人も少ないと思います。
僕も西部の無法者といったらビリー・ザ・キッドくらいしか思い浮かばず、この作品を観るまで知りませんでした(^-^;
アメリカ西部開拓時代に実在に存在した人物で、強盗や殺人などを繰り返す無法者だったのですが、それを当時の新聞や小説などが彼を義賊のように脚色、貧しく平凡な人生を送っていた人々にとって、彼はたちまちヒーローとなったそうです。
アメリカでは知らない人はいないほどの英雄だとか。
そんな訳で、ジェシー・ジェームズには何の思い入れのない僕には、ここで描かれている彼は冷酷で、ただただ我が儘なイヤなヤツに見えてしまって、どうしてもカリスマがあるようには思えなくて(^-^;
物語もこれといって派手な銃撃戦があるわけでもなし、強盗シーンは前半に1回だけ行われるのみ。
淡々と静か~~~に進む160分。
しかし不思議なことに、この静けさの中にピーンと張った緊張感と心の葛藤がよく描かれていて、一時たりとも目が外せませず、160分という長さを感じませんでした(^-^)
好き嫌いはわかれるでしょうね(^-^;